約 883,795 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1713.html
虐待 差別・格差 赤ゆ 捕食種 ☆話の筋がめちゃくちゃです。 ☆ストーリーなんてものはありません。 ☆自分設定のオンパレードです。 ☆ぱちゅりーがやたらと強い。 ☆ゆっくりを様々な方法で虐待し続けるというひねりも何もない話です。 『ゆぅ…ぅ…ぼうやべでぇ…』 『おきゃーしゃ、ゆっくちして!』 『ゆわぁぁぁ…みゃみゃぁぁ!!』 うめき声を上げる親れいむに駆け寄り、心配する子ゆっくり。 すかさず男が1匹の子ゆっくりをひょいとつまみあげる。 『ゆゆ、おしょらをとんでりゅみ…ゆぅぅぅぅぅ!!!』 そしてその子ゆっくりのもみあげを引っこ抜く。 ブチリ、と小気味良い音がした。 『ゆぎゃぁぁぁぁ!!!れーみゅのもみあげしゃん…ゆびぃ!!』 男はもう片方のもみあげも引き抜いていく。 先ほどとは違い、ゆっくり、じわじわと。 『ゆびぃぃぃぃ!!いぢゃい、いぢゃ、ゆぅぅ!!!』 『おにいさん…おちびちゃんをいじめな…でくださ…』 親れいむが抗議するが男はまるで聞こえていないように子れいむをいたぶっていく。 『ゆぅ、やべちぇ、ゆぅ…ゆ゙ぅぅ!!!!!……ゅっぐ…ゆっぐ…』 男はやっともみあげを抜き終え、隣のホットプレートの電源を入れた。 『やべでぐだざい!!!おぢびぢゃんをぼう!!いじめないでぐだざい!!がわりにでいぶがやりまずがらぁ!!!』 親れいむはこれから何が起きるのか分かっているようだ。 『お前がこのチビ饅頭の代わりになるのか?』 『でいぶががわりになりばず!!!だがらおぢびぢゃんにはなにも…』 『却下。』 男はそう言うとすっかり温まったホットプレートの上に手の上の子れいむを乗せ、軽く押し付けた。 『おしょらを…ゆぎゃぁぁぁぁぁぁああ!!!!!あぢゅいよおおおお!!!ゆびいい!!!あぢゅいよお!!!みゃみゃ、だじゅげでぇぇぇ!!!』 『おぢびぢゃあああ…どぼじで…おにーざん!!やべで!!!おぢびぢゃんをたすけ…ゆびぃ!?』 親れいむは蹴られてコロコロと2,3回転しながら餡子を吐いている。 『ゆぎゃあああああ!!!!だぢゅけでえええええ!!!!』 子れいむの底部とプレートの間にフライ返しを差込み、地面に叩き落とし、底部焼きゆっくりの完成。 『ゆっぐ…いぢゃい…ゆ…?あししゃん、うごいちぇね!!!はやくうごいちぇね!!!』 『ゆ…おちびちゃん…!!!』 『おねーしゃん、どうちたにょ?』 『…どぼじであししゃんうごいちぇぐれにゃいのぉ!?どぼじでぇぇ!!!れーみゅのあししゃん!!!!』 男は動けずに悶え苦しむ子れいむの上に親れいむを持ち上げる。 『おそらをとんでるみたぃ…ゆべぇ!!!!』 そこから親れいむを落とす。 『ゆ……いだいいい…』 『おい、饅頭。下見てみな。』 『ゆぅ…?…!!!!おぢびぢゃああああああああああああ!!!!!!どぼじでええええ!!!』 親れいむの下敷きになっているものは餡子と皮と、それから我が子のリボン。 『どぼぢでおぢびぢゃんがああああああああああああ!!!!!!』 今この部屋にいるれいむは3匹。 男が路地裏のゆっくり一家を菓子の類で釣って連れてきた。 『前と比べてゆっくりの数が減っちゃったな、れいむ。何でだと思う?』 『おにーざんがおぢびぢゃんだぢをゆっぐりざぜないでいっぱいごろじだがらでじょお?!!』 『おお、こわいこわい。ま、また殖やせばいいじゃねえか。』 男の手にはいつのまにか4つの透明な箱が抱えられていた。 中にいるのはれいぱーありす。 男はありすを箱から取り出し、地面に置いた。 『んほおおおおおおお!!!れいむだわあああああああああ!!!!』 『こっちにもちいさなれいむがいるわああああああああ!!!!』 2匹の子れいむは透明な箱に入れられて、親が犯される様を見せられている。 『れいぱーはゆっくりできないんだよ!!!!』 『あっちへいってね、ぷくー!!!』 『んほおおおおおお!!!!つんでれなれいむなのねええええ!!!!』 2匹の子れいむのもとへ跳ね寄っていくありすだが、ガラスのせいですっきりできないことが分かると親れいむの元へ跳ね寄っていった。 『やめてね!れいぱーありすはゆっくりできないよ!!やめてね、こないでね!!』 『んほおおおおおお!!!ありすはつんでれなれいむもだいすきよおおおおおおお!!!』 『ありすたちがとかいはなあいをあげるわあああああ!!!!』 『れいむかわいいわよおおおおおおおお!!!!』 『んほおおお、とかいはなれっすんをしましょうねええええ!!!』 1匹は親れいむのまむまむにぺにぺにを挿入し、2匹は両頬に自分の頬を擦りつけ、残る1匹は親れいむの背中ですーりすーりをしている。 『れいむのなかはすごくきもちがいいわああああああああ!!!!』 『んほおおおおおおおおおお!!!』 『やべでえええええ!!!にんっしんじだぐないいぃぃぃぃ!!!!』 『『『『すっきりーーーーーー!!!』』』』 『やべてえええええええ!!!!』 一部始終を見せられていた子れいむは餡子を吐き、黒ずんでいた。 頭から7,8本の茎を生やした親れいむはぐったりとしていた。 この親れいむは絶対に死ぬことは無い。 男はゆっくりの中枢餡を分厚い膜で覆う薬を開発した。 ゆっくりの中身を全て抜き取らない限り、この薬を打たれたゆっくりは決して死なない。また、死ねない。 男はその薬の売り上げだけで働かなくとも食べていけるのだ。 『おい、れいむ。あれを見てみろ。』 男は透明の箱の中で黒ずんでいる2匹の子れいむを指差した。 『ゆぅ!!!?どぼじでえええええ!!!』 『まぁ、1日もしたら新しいのが増えるだろ。それと、今日死んだやつがお前の飯だ。』 『おぢびぢゃんなんでだべられるわげないでじょおおおおお!!!』 『俺は今日生ゴミなんて上等なもの食わせないぞ?』 『ゆっぐ…ゆ…』 『わかったらさっさと食えよ糞饅頭が』 男はリビングからぱちゅりーとまりさをつれてきた。 それぞれの帽子には金色のバッジが光り輝いている。 男は親れいむを透明な箱に押し込み、3匹の子れいむの死骸も投げ入れた。 『もう一度言うけど、それがお前の飯だからな。お前に潰された赤ちゃんと、お前の無様な姿を見て死んでしまった…』 『おにーさん、やべでええええ!!!ぢゃんどぜんぶだべまずがら!!!おぢびぢゃんのごどはいわないでえええええええ!!!!!』 『あ、全部食べてくれるのか!!!おにいさんはそこまで言っていないけどね!!!でも嘘をついたらぶっ潰すからね!!!』 『ゆわあああああああ!!!!ぼうやべてええええええ!!!!』 『ぱちゅりーとまりさにはおいしいおやつを用意してあるよ。』 『ゆっ!!おにーさんいつもありがとうなんだぜ!!』 『あまあまさんがたべられないれいむはかわいそうね、むきゅきゅ!!!』 『ほんと、かわいそうなんだぜ!!!』 『ぼうやべてえええええ!!!!』 オレンジジュースとカステラとクッキーが並べられたトレーにまりさとぱちゅりーは跳ね寄り、行儀よく食べ始めた。 『むきゅ、このくっきーさんはおにーさんのてづくりね!とってもゆっくりできるわ!』 『かすてらさんもすごくゆっくりできるんだぜ!!!』 『むきゅきゅ、れいむもたべたいの?』 ぱちゅりーは涙目で我が子の死骸をちびちびと齧っているガラス越しのれいむに話しかけた。 『たべたいにきまってるでしょおおおお!!!ばかにしないでねええええ!!!』 『ゆゆっ、こんなおいしいものはくずなれいむにはもったいないんだぜ!!!』 『ゆわあああああああ!!!!どぼじでぞんなこというのおおおお!!??』 『おお、きもいきもい』 『むきゅきゅきゅ〜〜!!!』 『『ごちそーさま!!!!』』 十数分でトレーの上のお菓子は全て無くなり、2匹はわざとれいむに聞こえるように大声で挨拶をした。 『お、まりさもぱちゅりーも全部食べたのか、偉いなー!!』 『ゆっへん!おにーさんのおやつがおいしいからなんだぜ!!』 『おにーさんのおやつはほんとうにゆっくりできるわ!!!』 『いやぁ、照れるなー』 『あのれいむはじぶんのあまあまさんをぜんぜんたべていないんだぜ!!!まったくくずなんだぜ!!!』 『むきゅ、あのれいむはじぶんのこどもをころしたのね!!!ほんとうにげすなれいむだわ!!!』 『全く困ったれいむなんだよ…。そうだ!まりさとぱちゅりーに頼みたいことがあるんだ。』 『むきゅ、なにかしら?』 『れいむに"お仕置き"をして欲しいんだ。俺が夕飯作っている間、お願いするよ。』 『がってんしょーちなんだぜ!!!』 『ゆっくりりかいしたわ!!!』 『ここにある道具を使っていいから。じゃ、頼んだよ。』 まりさとぱちゅりーは透明な箱を傾け、乱暴にれいむを箱から出した。 れいむは箱から転げ落ちた。 『ゆ…ゆっくりやめてね!!!あたまにはおちびちゃんがいるんだよ!!』 『うるさいれいむね。おにーさんがてをやくのもわかるわ。』 『まりさたちがれいむをおしおきしてやるんだぜ!!!』 『やべでっでいっでるでじょおおおおおお!!??』 『『おお、こわいこわい』』 『やべでえええええええええええ!!!!!』 『ゆびいいいいいいい!!!!いだいいいいい!!!』 頭に針を刺されてそこらを転げまわるれいむ。 『おお、ぶざまぶざま』 『むきゅ、もういっぽんさしてみるわね!!まりさ、おさえてて!!』 『ゆっ!りょーかいだぜ!!』 『ゆわあああああああ!!!!やべでえええ!!!どっでええええええ!!!』 まりさは騒ぎたてるれいむの髪の毛に噛み付き、組み伏せるようにれいむの上にのしかかった。 『むきゅきゅ♪』 ぱちゅりーはカラフルな待ち針をくわえ、楽しそうな鳴き声をあげている。 ぶすり。 『いだいいいいいいい!!!!やべでええええ!!!!ぼうやべでえええ!!!あがぢゃんがいるんでずううう!!!!!』 『うごくななんだぜ!!!じたばたしないでほしいんだぜ!!!』 『さんぼんめいくわ!!!』 『ぼうやべでええええええ!!!!!』 結局れいむは十数本の針を頭に突き刺されることとなった。 『ゆっぐ…ゆっぐ…いぢゃい…よぉ…』 すると突然れいむの頭から生えている茎がユサユサと揺れはじめた。 茎の先から小さなものが落ちてきて、 『ゆっきゅりちていってにぇ!!!』 と合言葉のような台詞を口にした。 呆然としているれいむをよそにたくさんの赤ゆっくりが落ち、テンプレじみた言葉を発していく。 『ゆ…れいむのおちびちゃん!!!ゆっくり!ゆっくりしていってね!!!』 『『『『『ゆっきゅりちていってにぇ!!!』』』』』 『おなかがすいたよね!!!おかーさんのくきをたべてね!!!』 たとえ強い痛みに襲われていても、望まない子供でも可愛がるのは母性の強いれいむ種ゆえか。 『ゆゆーん♪れいむといっしょにゆっくり…』 『ぱちゅりー、まりさ。夕飯ができたぞ!!…お?』 れいむたちの目の前のドアが開き、男が入ってきた。 『全部で38匹も生まれたのか…。こりゃすごいな。』 普通ならあの勢いと回数ですっきりの相手をすればあっけなく死んでしまうだろう。 親れいむは我が子をあの男から必死で遠ざけようとする。 『おちびちゃん、おかあさんのおくちにかくれてええええええ!!!!』 『『『『『ゆっくちりきゃいちたよ!!!』』』』』 しかし、もう遅かった。 男は1匹の赤れいむをつまみあげ、ぱちゅりーの前に落とした。 『おちびちゃあああああ…ゆべぇ!!!!』 突然喚きだした親れいむをまりさが体当たりで沈める。 『くずれいむはだまってるんだぜ!!!』 『ぷきゅー!!!みゃみゃはくじゅじゃ…ゆぐっ!!』 『うるさいんだぜ!!!!』 一方、ぱちゅりーの目の前に落とされた赤れいむは女性的なゆっくりとして信頼できる面があったのだろう、 ぱちゅりーに助けを求めた。 『ぱちゅおにぇーしゃん、れーみゅをまもっちぇ…ゆびぃぃ!!!』 ぱちゅりーは、左右に束ねた紫色のやわらかな髪の毛をふりまわし、赤れいむの肌を痛めつけた。 『ゆううううう!!!いぢゃいよおおおおお!!!みゃみゃああああ!!!!』 『まったくうるさいわね!!!すこしはみのほどをしりなさい!!!!むきゅん!!』 赤れいむの体からは餡子がうっすらとにじんでいる。 『やべちぇええええ!!!いぢゃああああっ!!!ゆううう!!!』 パシン!!という乾いた音と赤れいむの悲鳴、親れいむの叫び声とそれに続くまりさの罵声が部屋に響いた。 『よし、そのへんでいいぞ。2匹とも。』 男はまりさとぱちゅりーを足元に呼ぶと、先ほどぱちゅりーに叩かれた赤れいむをつかんだ。 『生まれたばかりの饅頭には理解不能かもしれないが…』 手に持っている赤れいむを床に叩きつけ、まりさが踏み潰す。 『ていのうなくずれいむはぜんいんこうなるんだぜ!!!』 『もちろんこの死体はお前らが”処理"しろよ。』 足元にいるぱちゅりーとまりさをかかえ、男は楽しげに話している。 『今日はオムライスだぞ。まりさもぱちゅりーもすきだろ?』 『むきゅ、おにいさんのおむらいすさんはとってもゆっくりできるわ!!』 『ごはんさんのあとはぼーるさんであそぶんだぜ!!』 『ぱちゅはごほんがよみたいわ!!』 男はまりさとぱちゅりーとともに部屋を出て行った。 1人と2匹の笑いあう声がれいむ達にはまだ聞こえていた。 『おきゃーしゃん、おなかしゅいちゃよ…。』 『あのおにーしゃんはゆっくちできにゃいにょ…?』 『まりさとぱちゅりーはゆっくちできにゃいにょ…?』 生まれたばかりの赤れいむたちはあまりにも理不尽な出来事が続いたために親に様々な質問を投げかける。 それに対し、親れいむは自分の知っている事を一つひとつ教えてやった。 食料は死んだ仲間や生ゴミなど、とてもゆっくりできない物であること。 お兄さんは自分たちがゆっくりできないようなことをすること。 まりさとぱちゅりーもゆっくりできない存在であること。 ただ、最終的には全ての赤れいむがゆっくりできない方法で死んでしまうことはどうしても話すことができなかった。 『じゃあ、さっきのおちびちゃんをむーしゃむーしゃしようね…。ごべんね、おぢびぢゃ…』 『どうちてみゃみゃがあやまりゅにょ?』 『みゃみゃはなんにもわりゅいことちてにゃいよ!!』 『みゃみゃはとってもゆっくちできりゅよ!!』 『みゃみゃはとっちぇもとかいはよ!!』 自分の子として生まれたせいで、と続けようとした親れいむの言葉をさえぎるように、赤れいむたちは次々母親に賛辞を述べた。 『おぢび…ぢゃ…』 先ほどの涙とは違い、嬉し涙を流す親れいむ。 そんな親れいむの目の前のドアが開き、男が入ってきた。 『赤ゆっくり37匹のうち、31匹がれいむ、残りがありすか…』 男は何やら呟きながら赤ありすだけを手に持っていた袋へ詰め込んでいく。 『はにゃせ、いなかもの〜!!』 『とかいはじゃにゃいわ!!!』 6匹の赤ありすが入った袋を持って、男は部屋を出て行った。 『まってください!!!おちびちゃんをつれていかないでえ!!!』 『いもうちょをかえしちぇね!!!』 数分後、男は紙食器に盛られた何かを持ってきた。 『みんなにおいしいものを持ってきたよ。』 口調は優しく、妙にニコニコしている。 『おにいさん、おちびちゃんをかえして!!!』 『あいつらは下の階でゆっくりしてるよ。』 親れいむは何か言いたげだったが、 『まりさ達とは別の部屋だから安心して。』 と言うと、安心したようだ。 『おにーしゃん、ゆっくちできりゅごはんしゃんはどこ?』 『お、好きなだけ食えよ。』 男は皿を床に置いた。 クリームのようなものがこんもりと盛られている。 30を超える数のゆっくりたちには量が少なすぎるが、それでも分けあって食べていた。 『むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー!!!』 『あまあまさんはゆっくちできりゅよ!!!』 『おちびちゃん、ゆっくりたべてね!!!』 皿の上のクリームはものの数分で食べつくされた。 『ありすおにぇーちゃんもむーちゃむーちゃできればよかっちゃにょに…』 1匹の子れいむがボソリとつぶやいた。 『ありすって…』 男はポケットからビニールの袋を取り出した。 潰れたような何かが入っている。 男は袋のチャックを開け、中身を床へぶちまけた。 6つの物体がベチャッという音を立てて床にへばりつく。 男はそのうちのひとつをつまみ上げ、れいむ達の前に落とした。 『ありすって、こいつのことか?』 中身だけを吸い上げられ、ただの皮になっている6匹の姉妹を目の前に、赤れいむ達は半狂乱状態だった。 『れーみゅのいもうちょがあああああああ!!!!』 『ありしゅおねーしゃああああああああああ!!!!』 ジタバタと跳ね回り、もみあげをピコピコさせ、甲高い声で泣き喚く。 『やっぱりおにーしゃんはゆっくちできにゃいね!!!』 『どうちてこんにゃことちゅるにょおおおおお!!?』 『おにいさん、どぼじでええええええ!!!』 『まあ、ちょっと待て。』 男が先ほどとは全く変わらない顔でれいむたちを見渡す。 『お前らがさっき食ったの、なんだか分かるか?』 『あみゃあみゃしゃんでしょおおお!?!ばかにしにゃいでにぇええええ!!!!』 『そのあまあまさんは、』 男はありすの死骸にわずかに残っているカスタードを指ですくい取り、先ほどの紙食器の上に置いた。 『こんな色だったよな?こんな匂いだったよな?』 先ほどと同じで、クリーム色で甘い香りのする物体。 『ゆ…じゃあ、さっきのあまあまさんは…』 『自分の家族はおいしかった?もっと食べたい?』 『ゆわああああああ!!!どうちてええええええ!!!!』 『ゆぶぶぶぶぶ!!!ゆげ…ぇ、ぶぶぶぶぶぶ!!!!』 数匹が泣き喚き、数匹が餡子を吐き出し、大半のゆっくりは石のように固まっていた。 『"ゆっくり殺し"のれいむ達にはその身をもって償ってもらわなきゃな。』 男はもう、いつもの表情に戻っている。 『おっと、お母さんのれいむには自分の子供の最後を見届ける義務があるからね!!!』 そう言って、親れいむの口にガムテープを貼り付け、透明な箱に押し込んだ。 親れいむの入った透明な箱を部屋の中央に置くと、男は押入れの中から鍵付きの透明な箱を取り出した。 中に入っているのは胴付きふらん。 『うー、ゆっくりしね!!!』 『ゆわああああああ!!!!ふらんだあああああ!!!!』 『おきゃーしゃんたしゅけちぇぇぇぇぇぇ!!!』 男は鍵を外し、ふらんを抱え上げ、床に降ろした。 ふらんはドタドタとれいむたちを追いかけ回す。 『こっちこにゃいでええええええ!!!!』 『ゆっくりしね!!!』 『ゆゆっ?おしょらをとんでりゅみちゃい!!!』 その中でも特別動作の遅い赤れいむがふらんに捕まった。 『うー!!』 ふらんは両手で赤れいむの両頬をつねると、そのまま横へ引っ張る。 『ゆぅぅぅぅぅ!!!!ぢぎれぢゃああああ!!!』 『ゆっくりしね!!!』 赤ゆっくりの肌の柔らかさが気持ちいいのか、伸び縮みをさせて楽しんでいる。 『いぢゃあっ、やべでぇええええ!!!ゆうぅ、ゆぐぅうううっ!!!』 やがて強制的に”お食べなさい”状態になり、ふらんはその赤れいむを皮ごと食べつくした。 ふらんは次に、そばに落ちていた金串を片手に3匹の赤れいむを捕まえた。 まず1匹を金串に頭からぶっ刺していく。 『ゆぎゃあああああっっ!!!あぢゃまがいぢゃああああっ!!!!』 続いて2匹目。 『ゆべええええええええええ!!!』 最後の1匹。 『やべでえええええええええっ!!!!』 ふらんは自家製のゆっくり団子をおいしそうに頬張った。 次に捕まえた赤れいむには牙を突き刺し、中の餡子をジュースのように吸い上げる。 『ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙っ…』 『うー!!!うまうま〜☆』 次のれいむは目玉を穿りかえし、コリコリした食感を楽しんだ。 『おみぇみぇがみえにゃああああ!!!』 『ゆっくりしね!!!』 『ゆぐうううっ!!!!こっちこにゃいでにぇええ!!ふらんはゆっくちできにゃいよおおおお!!』 男はデジタルカメラで赤れいむが食べられる様を撮影している。 真っ二つに引き裂かれる赤れいむ、団子のように串刺しにされる赤れいむ、中身を吸い上げられる赤れいむ、目玉を抉られる赤れいむ…。 そして寝室から持ってきたノートパソコンへ写真を読み込み、ゆ虐SNSの『ゆクシィ』へアクセス。 マイページを開き、先ほど撮った写真を貼り付け、新記事を書く。 『今日は…赤れいむを虐待した…と。』 男は記事を書き終えると大きく伸びをし、パソコンを脇に抱えて立ち上がる。 『明日にはどうなっているかな…。』 男はふらんとまだ生き残っている20匹弱の赤れいむを残し、部屋を出た。 鍵をかけている間も赤れいむの悲鳴が聞こえてくる。 『やべでえええええええ!!!づぶれぢゃああああああ!!!』 『ぼうやべでえええええええ!!!』 男は笑みを浮かべ、 『明日も楽しませてもらおう…』 と呟いた。 あとがき はじめまして。 これが初めての投稿になります。 さっそくですが、テーマを1つに絞ったほうがよかったかな…と反省しております。 あとは成ゆっくりをもっと虐待したかったです。 今後は制裁系も書いてみたいな…と思っています。 ぱちゅりーの虐待モノもいつか挑戦したい…。 最後までお読みいただきありがとうございました。 byしまねこ このSSに感想をつける SSの評価もぜひ。(5点満点) 選択肢 投票 ゆゆっ、5点だよ! (0) ゆっへん!4点だぜ! (0) とかいはに3点ね! (0) むきゅ、2点よ! (0) 1点だねー、わかるよー (0) 0点だちーんぽ!! (0)
https://w.atwiki.jp/hutaba_ranking/pages/182.html
追われるれいむ 30KB 虐待 自業自得 野良ゆ 虐待人間 十二作目です。 麦茶あき 逃げていた。 ただ逃げていた― れいむは逃げていた。自分の子供たちと一緒に。 逃げなければこちらが殺されることを理解しているから。 すでに番のまりさは死んでしまった。 今れいむに残されているのはまりさとの間にできた子ゆっくりたちのみ。 子れいむ、子まりさ、末っ子れいむである。 カラカラカラッッ・・・・・・・・ あの音だ。 あの音が近づいてくる。 自分たちをゆっくりできなくする恐ろしい音。 後ろを向くといた。 その音を出している元凶、人間だ。 あの人間から逃げなければ。 ゆっくり、ゆっくりするために。 れいむたちは必死で逃げた。 追われるれいむ 「おちびちゃんたちいいいいいいい!!はやくにげるよおおおおおおおおお!!!」 「「「ゆわああん!!きょわいよおおおお!!!こっちきょないでえええええええええええええ!!!!」」」 追ってくる人間から必死に逃げていたれいむ。 逃げても逃げてもその距離は変わらず追いかけられていた。 人間の方は歩いているだけ。 わざと距離を保ち続けている。 その手には何故か玄翁。 それを地面に擦れ引きづられていく。 この玄翁のせいで番のまりさは潰された。 何故このれいむたちが追いかけられているかと言うと、 この人間の家にお家宣言したからである。 窓を割り侵入し、部屋を荒らしてこの人間を奴隷扱いにした。 もちろんそんなことをすればどうなるかはお決まりだ。 番のまりさは死んで、今そんな状況になっているのだから。 れいむたちをすぐ殺さなかったのはそれではつまらないから人間はわざと逃がし、恐怖を与えながら追いかけているのである。 れいむたちはこの人間の家から逃げ出し住宅街を走っていた。 狭い場所を通っても先回りした人間がいる。 隠れようにも隠れそうな場所はなかった。 「なんできゃくれしょうなばしょがないにょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「ゆっくちしないでぇれーみゅたちをたしゅけちぇよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 そんな言葉が届いたのか目の前にゴミ捨て場が見えた。 そこにはれいむたちと仲がいいまりさとありす一家がいた。 どうやら家族で狩りの最中のようである。 「おちびちゃんたち、こうやってこのふくろさんをやぶるんだぜ」 「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」 「ゆふふ、ものおぼえがいいおちびちゃんたちね」 「「「「たすけてえええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇ!!!!!」 「「「「ゆ???!!」」」」 まりさ一家が振り向いた先にはれいむ一家がいた。 ずっと走っていたせいか歯茎がむき出しで迫ってきた。 「ちょ、ちょっとれいむなんてかおしてるのよ!とかいはじゃないわ!!」 「なにがあったんだぜ??!」 「にんげんに・・ゆっくりできないにんげんからにげているんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「にんげんさん?」 「ゆ?もしかしてあれなんだぜ??」 まりさがおさげを指した先にはあの人間がいた。 れいむを見つけ玄翁を振り回している。 「ゆひいいいいいいいいいい!!!!もうきてるうううううううううううううう!!!!」 「「「きょわいよおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」 「なんだかゆっくりできないいなかものね」 「ゆふん、れいむまかせるんだぜ。まりさがあのにんげんをやっつけてやるんだぜ」 まりさは咥えていた木の枝を再び咥え直し、人間と対峙した。 「おいくそにんげん!!よくもともだちのれいむをいじめたんだぜ?!まりさがせいっさいしてやるからかくごするんだぜ!!!」 「「「おちょーしゃんかっこいいー!!」」」 「おちびちゃんたち、おとーさんのゆうしを・・・」 ドガッ!!・・・・バンッ!! 「「「ゆ??」」」 ありすたちは何が起こったか理解できなかった。 まりさが目の前で一瞬で消えたのだ。 どこに行ったか周りを見たらまりさが塀の壁にぶつかっていた。 「ま、まりさ・・・?」 「ゆべえ!!・・いだいいいい!!!!」 玄翁で殴られた痛みと塀の壁にぶつかった痛みで動けなかった。 人間はそんなまりさを玄翁で殴り続ける。 「ゆべ!!いだい!!やべ!!やめ!!ぎゃばっ!!!」 ガンッ!!ガンッ!!!ガンッ!!! 「やめてえええええええ!!!まりさが!!まりさがしんじゃううううううう!!!」 「おちょーしゃんをいじめりゅなぁぁ!!!」 「こにょくしょにんげん!!」 「ゆっくちちね!!!」 ぽふっぽふっ 子ゆっくりたちは自分の父親を救おうと人間の足に体当たりをするが、 そんな攻撃は人間の前では無意味だ。 子ゆっくりたちの体当たりを無視し、まりさを殴り続ける。 ガンッ!!!ガンッ!!!! 「あばぁ・・・・・・・・・・・やがべぇえ・・・」 殴られ続かれてまりさの体はもう潰れかかっていた。 眼球は飛び出し、餡子は飛び出て死に掛かっている。 最早助からない。 ガンッ!!! 最後の一撃でまりさの中枢餡が潰れてしまった。 まりさは「もっとゆっくりしたかった」とも言えずに殺された。 「まじざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 「「「おぢょうじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛んん!!!!」」」 「まじざがあああ・・・!!れいむぅうう!!!どうして・・・・・・・・?・・・れいむ??」 ありすがれいむの方を振り向いたらいつの間にかいなくなっていた。 実はまりさが人間と対峙したときすでにれいむたちはいなくなっていた。 まりさたちにまかせ自分たちだけ逃げてしまったのだ。 「れいむおねーしゃんいにゃいよぉー??」 「ともだちのまりしゃもだわ!?」 「れいむううううううううううううう!!!!どこいって・・(ガンッ!!!)ゆぶぇ!!?」 「「「おきゃあああああああああしゃん??!!」」」 ニヤリと笑いながらありすを潰していく人間。 ありすはやめてと叫ぶがまりさと同じ結果になった。 子ゆっくりたちもである。 れいむは再び逃げ続ける。 このまま逃げても埒は明かない。 れいむは元々住んでいた公園に行くことにした。 そこには野良ゆっくりたちの群れがあり、きっとみんなならなんとかしてくれると思っていた。 ただれいいむたちは疲れていた。 走り続けていたせいで体に疲労が溜まってしまったのだ。 成体であるれいむならともかく子ゆっくりたちはいつ走れなくなってもおかしくはない。 やがて疲れたと言い止ってしまい、あの人間に殺されるだろう。 「おきゃー・・・しゃん・・・・・まりしゃ・・・」 「ゆっくち・・・・ゆっくち・・・」 「ちゅかれたああああ!!!!」 「ゆう・・・!!」 ―まずい、子供たちが駄々こねだした。 れいむはおちびちゃんたちをお口の中にいれ再び走ったが、思うように走れない。 中にいる子ゆっくりたちが外へ出ないよう口をしっかり閉じながら走るというのは予想以上に体力を使うからだ。 れいむは何か役くに立てそうなもの探した。 すると目の目にまりさがいた。 番を持っていない独身のまりさである。 「ゆ~ん♪きょうはいいゆっくりびよ「ばりざああああああああああああああああああ!!!!」ゆっ??!」 「そのおぼうしよこせえええええええええええええええええええええええええ!!!!」 「なんでそんなこと・・・ゆべあ!!!」 まりさはれいむの体当たりを喰らい帽子を外してしまった。 れいむはすかさずそれを捕り、中に子ゆっくりたちを入れた。 「ゆわーい♪ゆっくちできるじぇ!!」 「ふかふかだね!!」 「やっちょゆっくちできりゅよ!!」 れいむはおぼうしを被り再び走り出した。 「れいむううううううううう!!!まじざのおぼうじがえじゆばげ!!??」 まりさはあの人間に玄翁で潰された。 人間は逃げているれいむを見つめ追いかけた。 走るのに苦労しなくなったれいむだがまた問題が起こった。 子ゆっくりたちが腹を空かし始めたのである。 体力を消耗し、休憩中の子ゆっくりはゆっくりするために何か食べてゆっくりしたかった。 「おきゃーしゃん、おにゃかしちゃよ・・・」 「む~しゃむ~しゃしたいじぇ・・」 「くじゅおやああああああ!!!はやきゅれいみゅにごきゃんしゃんもっっちぇきょいいいいいいいいいい!!!!」 特に末っ子れいむが酷かった。 れいむはそんな子供たちのために何か食べさせてやろうと周りを見渡した。 母性(笑)というやつだろう。 すると目の前に都合よく狩りから帰る途中のちぇんを見つけた。 おぼうしの中には生ゴミが詰まっている。 「にゃ~ん♪きょうはいっぱいとれ「それよこせええええええええええええええええええええ!!!!」にゃ??!!」 ちぇんは突如現れたれいむにびっくりしてしまった。 しかもその顔はまりさ一家に見せたときよりも酷かった。 「こ、これはちぇんのなんだよー・・わかってねー・・」 「うるさいよ!!かわいそうなれいむにごはんさんをわたすのはだいゆちゅうのしんりなんだよおおおおおおお!!!?」 「わ、わからないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 れいむはちぇんに体当たりし、おぼうしの中から食料を出した。 それを食べてまりさから奪ったおぼうしの中にいた子ゆっくりたちにも分けてやった。 「「「む~しゃむ~しゃ、しあわせええええええええええええ!!!!」」」 「ゆふん、おなかいっぱいだよ~」 「ちぇんのごはんさんがああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 「うんうんちてあげりゅよ!!しゅっきりー!!!」モリンッ! 「にゃあああああああああああああああ!!!!にゃんでちぇんのおぼうしさんでうんうんしちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 末っ子れいむがちぇんのおぼうしの中にうんうんをしてしまった。 れいむたちもそれを見てちぇんのおぼうしにうんうんした。 「ゆふー、きれいにうんうんできたよ!ありがたくおもってね!!!」 「「「おもっちぇね!!!」」」 「おもわないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 腹がいっぱいになり体力が回復したれいむは公園を目指し走り出した。 ちぇんはおぼうしに付いたうんうんを必死に取ろうとがんばっている。 「にゃあああん!!ちぇんのおぼうしさああああん!!うんうんくさいのはにゃがっ??!」 ちぇんは潰された。 またあの人間である。 人間は再びれいむを追った。 やっとのことで公園に着いたれいむは群れがあるところにすぐさま駆け込んだ。 群れのゆっくりは見知らぬゆっくりが来てざわめいていたが、 れいむがおぼうしを取るとすぐにれいむだとわかった。 「れいむ、まりさはどうしたんだぜ??」 「それにこのおぼうしはまりさのじゃないまりさのよ?なにがったの??」 「うしろふぁっく??」 「くわしいはなしはあとでするよ!!れいむはゆっくりできないにんげんからにげてきたんだよ!!!」 「ゆ??にんげんさん??」 「にんげんさんからにげてきたんだね、わかるよー」 「なんでにんげんさんからにげてるのよ」 「れいむたちをころそうとしてるからだよ!!あのじじいはれいむのまりさをころしたんだよ!!」 群れのゆっくりたちがざわめく。 「ま、まりさがやられたの??!」 「ゆ、ゆるせないんだぜ!!せいっさいしてやるんだぜ!!!」 「しかもれいむたちのおうちをかってにはいってきたんだよ!!!ゆるせないよ!!」 「ごくあくなんだぜ!!!」 「とってもいなかものだわ!!!」 「ごうかん!!」 「むきゅう!!みんなそこまでよ!!!!」 奥からぱちゅりーが現れた。 群れのゆっくりたちは「おさ!!」といいれいむのところに道を開けた。 「れいむ、きいていいかしら」 「なに??!」 「まりさはころされたのよね」 「そうだよ!!」 「なんでかしら」 「わかんないよ!!いきなりころされたんだよ!!!」 「むきゅ・・・・」 ぱちゅりーは少し考えて・・・・ 「れいむ、おうちにはいってきたといったわね」 「いったよ!!」 「れいむたちのおうちはここにあるはずよ」 「れいむたちがみつけたおうちなんだよ!!あのじじいはあとからやってきたのにれいむたちをむししてまりさをころしたんだよ!!!」 「むきゅう、すべてがってんがいったわ」 「れいむ、あなたにんげんさんのいえにおうちせんげんしたのよ」 「ゆっ??!」 「かってにしんにゅうしてきたあなたたちをしまつしたんでしょね」 「なにいってるのおおおおおおお!!!??あれはれいむたちがみつけたおうちなんだよおおおおおおおおおおおおおおおお???!!!」 「しょーだしょーだ!!!」 「れいみゅたちがみちゅけたにょに!!!」 「おちょーしゃんはやられちゃったんだじぇ!!!!」 れいむはぱちゅりーの言った事に激怒した。 子ゆっくりもれいむと同じく怒り出したが。 「だまりなさい!!!」 「「「「ゆっ???!!」」」」 「あなたたちがばかなまねをしたせいでまりさがしんだのよ、にんげんのいえにおうちせんげんしちゃいけないってあれほどいったのに・・・」 「はあああああああああああああああああ????!!れいむがみつけたんだかられいむのものにきまっているでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!??」 「おばか!!・・・・もういいわ、あなたたちはいますぐこのむれからでていってちょうだい」 「ゆえええええええええええええ????!!どぼじでえええええええええええええええええええええ???!!」 いきなり追放宣言されたれいむはわけがわからなかった。 「にんげんさんにおわれているんでしょ?だったらここにくるかのうせいだってあるわ。そのせいでむれがほろんだらどうするのよ!!!」 「そんなのむれのみんなでやっつければいいでしょおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 「ばかすぎるわ!!!そんなことしてみなさい!!すぐにかこうじょのにんげんさんがあらわれてむれはぜんめつよ!!!!」 「かこうじょはゆっくりできないいいいいいいいいいい!!!!」 「れいむうううううう!!!いますぐでていきなさい!!!」 「ちぇんたちをまきこまないでねええええええええええ!!!わかれよおおおおおおおおおおお!!!!」 「どぼじでぞんなごというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 群れのゆっくりたちにまで見捨てられてはもうれいむに行くあてはなかった。 れいむはそんな群れに嫌気を指しおぼうしに子ゆっくりたちをいれ群れを出て行った。 「そんなにいうならでていくよ!!このゆっくりなしいいいいいいいいい!!!!」 れいむはこうえんの広場に出て公園の外に行こうとした。 その時群れの方から悲鳴が聞こえたのである。 「ゆ??なに??」 れいむが振り返るとあの人間がいた。 玄翁をゆっくりたちに殴りつけ潰し、ダンボールを踏み潰し群れを蹂躙した。 潰すたびに人間は笑った。 その表情は三日月の笑みをし、楽しそうに殺している。 群れのゆっくりたちはなんとかやめさせようと止めようとしているが抵抗する間もなく殺されていった。 「やべでえええええええええええええええええええええええ!!!!れいむたちをころさないでえええええええええええええええええええ!!!!」 「まりざばだじにだぐないいいいいいいいいいいいいいいいいゆがばあああああああ!!!!」 「おちびちゃんはつぶさないでええええええええええええええ!!!!」 「むきゅううううううううううううううううううううう!!!!!」 「おうちがああああ!!!おうちがああああああああああああああ!!!!!」 「いやじゃああああああああああああ!!!はにゃちてえええええええええゆび!?」 「ありしゅのいもうちょがああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 「やめるんだぜえええええええええええええ!!!いだい!!やべ!!ごめ!!ゆぶ!!」 「わがらな!!?」 「れいぷううううううううううう!!!!」 人間は次々とゆっくりを潰していった。 ぱちゅりーは逃げようとしたが掴まれて後ろから殴られようとしていた。 その時ぱちゅりーはその様子を見ていたれいむに気が付いた。 恨みの篭った目で睨み付け・・・・ 「このくそばかぐずでいぶうううううううううううううううう!!!!おばえのせいでむれがあああああああああ!!!もりのげんじゃのぱちゅがあああああああ!!!! (ガンッ!!!)ゆばっ!!?(ガンッ!!!)やべで??!(ガンッ!!!)ごべ??!(ガンッ!!!)むぎょ!!!(ガンッ!!!)ぶばあ??!!(ガンッ!!!)」 ぱちゅりーは中枢餡を潰され死んだ。 人間は向こうにいたれいむを見つめニヤリと笑い・・・こう言った。 イマカラソッチニイクヨ・・・・・・・・・ 「ゆひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 れいむは必死で逃げる。 公園を出て道という道を走り、逃げ続けた。 途中何匹かのゆっくりとすれ違ったが、後から来た人間にみな潰されていった。 「いだいいいいいいいいいいいいいい!!!!れいむなにもしでべ??!」 「きょわいいいいいいいいいい!!!!だれがだじゅ??!」 「なにもしてないのにいいいいいいいいいい!!!?まりさなにもしてないのにいいいいいいいいいいいいいいいい????!!」 「んぼおおあああああああああ!!!!もっどずっきり・・・・・」 道に歩いていた野良ゆっくりたちはわけもわからず死んでいった。 「ちがうううううううううう!!!でいぶのでいぶのせいじゃないいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 逃げながら潰されていくゆっくりたちを見る。 どれもこちらを睨んでいる様にしかれいむには見えなかった。 その時おぼうしが少し浮き、中から末っ子れいむが落ちてしまった。 「ゆ?おしょらちょんで・・・・・(ペチャっ!)ゆぴいい!!いちゃいいいい!!」 地面に落ちた衝撃で泣き出す末っ子れいむ。 痛みに耐え切れないのか必死で母親を呼ぶ。 「いじゃいいよおおおおおおおおおおお!!!おきゃああああしゃあああああああああああああああん!!!」 が、当のれいむには聞こえておらずそのまま行ってしまった。 「どぼしてええええええええ???!はやきゅきゃわいいいれいみゅをたしゅけろおおおおおこのくじゅおやああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 すでに時は遅し。 末っ子れいむが叫んだ後目の前が暗くなった。 恐る恐る振り返るとあの人間がいた。 玄翁片手で楽しそうだ。 末っ子れいむはあまりの恐怖でしーしーを漏らし、必死に助けを呼んだ。 「だれきゃあああああああああああああああああああああああ!!!!れいみゅをたしゅけろおおおおおおおおおおおおお!!! きゃわいいれいみゅがピンチにゃんだぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!! おきゃああしゃああああああああああああああん!!!はやきゅたしゅけてええええええええええええええ!!! もうくじゅにゃんていわにゃいからあああああああああああああああああ!!!! はやきゅ、はやきゅうううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!! はやきゅたしゅけろくずおやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 (ブチッ!!!) れいむには末っ子れいむが潰されたことは知らずに逃げていた。 だがたどり着いた場所は川である。 行き止まりになってしまい絶体絶命だった。 「かわさんがあってさきにすすめないよおお・・・」 その時おぼうしの中から子まりさと子れいむが出てきた。 「おきゃーしゃん、もうだいじょうびゅ??」 「それどころじゃないよ、かわさんがあってさきにすすめないんだよ」 「どぼじてきゃわさんがありゅのおおおおおお???!」 子れいむは目の前にある川に罵倒し始めた。 しかし、そんなことしても川は道を開けてくれたり干上がったりはしない。 ただ子まりさだけは何故か冷静でいた。 するとお飾りのおぼうしを脱ぎだし、川に置き子まりさは川に浮かんだ。 「ゆっくち~♪」 それを見たれいむたちは子まりさに自分たちも乗せてくれと言ったが、断られた。 そもそも子まりさのおぼうしでは乗っても沈んでしまうだけである。 だがれいむはあることに気づいた。 自分にはこれがあると。 それは奪い取ったまりさのおぼうしである。 れいむは近くにあった木の枝を拾い、以前番のまりさが子まりさに水上まりさのやり方を教えていたときを思い出し見よう見まねでやってみた。 見事おぼうしは浮き木の枝を使い子まりさの後に続いた。 「ゆふん、やっぱりれいむはてんっさいだよ」 「しゅごーい!!おきゃーしゃんういてりゅー!!」 子まりさと合流し、親子で楽しく笑いあう。 しかし何か大切なことを忘れている。 「れいみゅはああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ????!!」 れいむは子れいむの叫びに気づき岸の方を見た。 そこには置いてきぼりにされた子れいむが必死にこちらを呼んでいる。 「ゆわあああああああああああああ!!!?おちびちゃんをわすれてたよ!!!」 れいむは木の枝を使い岸に戻ろうとした。 後もう少し、後もう少しで岸にたどり着こうとしていた。 だが、れいむは何かに気づき急に反転し、子まりさの方へ引き返してしまった。 「お、おきゃあああしゃあああん???!!どぼじてええええええええええええええ!!!?? 「おちびちゃん!!にげるよ!!!」 子まりさもそのことに気づいた。 気づいていないのは子れいむだけである。 遠ざかっていくれいむと子まりさを必死に呼び戻そうと呼んだが二匹はそのまま向こうに行ってしまった。 「どぼじでええ・・・??!にゃんでれいみゅだけ・・・・???!!」 その時子れいむは気づいた。 後ろから来る圧倒的存在感に。 そこにはあの人間がおり、子れいむを見つめていた。 子れいむはようやく気づいた。 自分は見捨てられたんだと。 あの時れいむが引き返したのはこの人間がやってくることに気づいたからだ。 仮に子れいむを助けようとしてもすぐにやってきて川に沈められる危険性があったためれいむは子れいむを見捨てたのだ。 「あ・・・・・あ・・・・・・・・」 子れいむは自分が殺されることを理解していた。 人間は玄翁を振り上げ、子れいむを潰した。 潰されるまで子れいむは「助けて」と言ったがそんな言葉に耳を貸すわけでもなく潰された。 人間は川を航海中のれいむと子まりさを見つめニヤリと笑った。 れいむと子まりさはもう少しで川を渡るところだった。 二匹ともすでに子れいむは殺されたことは理解していた。 それでも子れいむのことは口にせず向こう岸に渡ろうとしていた。 「もうすこしだよ・・・・」 「ゆっ・・・・ゆっ・・・・・・・・ゆ??」 子まりさが何かに気づいた。 なんだかあんよが冷たい気がする。 何かと思い確かめてみたらお帽子に水が溜まっていた。 「おぼうしにおみじゅしゃんがあああああああああああああああああああああああ!!!!」 何故??!!と子まりさは思った。 確かに子まりさは水上まりさではないにしろまだおぼうしが溶けるには早かった。 子まりさの体が水に浸かり溺れていく。 体は水を吸って沈んでしまい、水の中に落ちた。 その時水の中に何かいるのが見えた。 にとりだ。 一匹のにとりが子まりさのおぼうしを破き、浸水させたのだ。 体を突かれ食われていく子まりさ。 必死にもがくが無駄だった。 その時にはすでに体は四散し、水に溶けていった。 何か言いたかったらしいが水の中なのでわからなかった。 「いやーうまかったねー」 「もういっぴきもたべようよ」 「みてきたけどあれ、れいむだったよ」 「えー??!まりさじゃないの??!」 「なんでまりさのおぼうしにのってるのさー??」 「まあいいや、きょうみあるのはまりさだけだし。むししよ」 「「「そーだねー」」」 ある意味れいむは命拾いしたのである。 れいむはやっとの思いで向こう岸に着いた。 途中、子まりさが沈んでしまったことに気づいたが自分にはどうすることもできなかった。 「まりさ・・・・おちびちゃん・・・・・・・・」 れいむは失った家族のことを思い浮かべていた。 まりさ、子まりさ、子れいむ、末っ子れいむ。 全て失ってしまった。 しかしまだ自分がいる。 なんとしてでも生き残り、あの人間に復讐するのだ。 「まっててねみんな・・・・・」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・・・) 「いつかかならず・・・・・・・・」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・) 「かたきをとるよ!!!」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・) 眉毛をキリッとさせれいむは空を見上げた。 空にはまりさたちが微笑んでいるように見えたようだ。 「みんな・・・・・・・・・・」 (ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・・・) 誰かが笑っている気がする。 れいむは後ろを振り向きその者に文句を言おうとした。 「さっきからうるさいよ!!だれがわらって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ!!!!」 だが言葉が止まってしまった。 れいむはその正体が信じれなかった。 こんな顔→(◎Д◎)し、汗としーしーを垂らしながら固まっていた。 目の前にいるものが信じられずに。 無理もない、何故ならそこにいるのは・・・・・・・ あの人間だったから。 「ゆわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!??」 れいむはわけがわからなかった。 何故ここにあの人間がいる?! 川を渡ったのにいつの間にかこちらにいた人間。 別になんら不思議ではない。 単にこの人間は橋を渡り、ここに着ただけに過ぎない。 なにせゆっくりが川を渡るスピードなぞ、ゆっくりが普通に這っているのとあまり変わらなかったのだ。 そのせいでこの人間は余裕で向こう岸に着いてしまっていた。 れいむはそれに気づかずにいつの間にか追いつかれていた。 「ゆっくりにげ・・・・・・!!」 れいむはこんな状況になっても逃げようとしたが、 人間に蹴られ10m先に飛ばされてしまった。 「おそらとんでゆばしっ??!」 コンクリの地面に顔から叩きつけられたれいむは余りの痛さに動けなかった。 その衝撃のせいで歯が何本か欠けている。 れいむは逃げようと這いつくばってでもこの場から逃げようとした。 しかし、人間はそれを許してはくれなかった。 玄翁を振り上げれいむを殴った。 ガンッ!! 「ゆがっ??!」 ガンッ!!ガンッ!!! 「ゆべ!!!ゆぎゃで!!」 ガンッ!!!ガンッ!!! (ケケケケケケケケケケケケケケケ・・・・・・・・!!!) 「ゆぎぃ!?ゆ、ゆがあああああああああああああああああああああああああ!!!!」 れいむは玄翁を叩きつけられる前にジャンプして逃げた。 力を振り絞り逃げようとする。 「ゆぎぃ・・・・!!ゆっくぎ・・・!!れいむは・・・・・ゆっくりするんだ・・・・・・!」 大した生命力である。 こんな状況になってでもゆっくりすることだけは考える餡子脳の性なのか。 その光景を見て人間はあることを思いついた。 れいむに近づき叩きつけるのではなく先ほどれいむを蹴飛ばしたようにれいむを殴った。 「ゆばっ??!おぞらどんでる???!!」 殴られた衝撃で飛んだれいむはまたもや地面とキスをした。 人間はまたれいむに近づき同じ様に殴る。 その衝撃でれいむの口から餡子が出てきた。 死の兆候である。 「ゆべばっ!!!いだいい!!いだいいいいいいいいいいいいい!!!!やだやだやだ!!!でいぶはゆぐびじだい!!!」 (ガンッ!!)「ゆがじば!!?・・・ゆぎぃ・・!!!ゆぐじ、ゆっくじぃぃいいいいいするううううううううう!!!してやるうううううううううううううう!!!」 (ガンッ!!!)「ゆぎゃら??!・・で、でいぶはおじびぢゃんとばじざといっじょに・・・・・ゆっぐりずるんだ・・・!!いぎで、いぎでゆゆっぐりいいいず・・」 (ガンッ!!!)「あぎゃあ??!・・くぞにんべんはじねええ!!・・・・ゆっぐぢできないにんげんはいばずぐじねええええええええ!!!!」 殴られ飛ばされてれいむの皮から餡子が出ている。 眼球は飛び出し、もみ上げの一本はいつの間にか取れてしまった。 人間は最後の一振りをれいむに叩きつけようとした。 その時。 「おばえにごろざれだみんばのぶんまでじねえええええええええええええええええええええええ!!!!」 そこで人間の動きが止まった。 れいむを見つめ何か考えている。 「・・・・??」 れいむは何故殴られなかったのかわからなかった。 すると人間は持っていた袋を開け、その中身をれいむの上に落とした。 ボトッ・・・ボトッ・・・ボトッ 中から出てきたのは餡子、カスタード、生クリーム、チョコだった。 れいむは落ちて来た物を必死に食べた。 「む~し゛ゃ!!む~し゛ゃ!!じあわぜえええええええええええええ!!!!」 れいむはきっとこの人間が自分のことを許してくれたのだと思っていた。 このあまあまはそのお詫びだろうと。 しかし、それは大きな間違いである。 れいむが餡子を食べているうちに中から赤い布が出てきた。 「ゆ??」 れいむは最初それが何なのかわからなかった。 だが見覚えがある。 餡子からかき出し姿を見せた赤い布の正体は真っ赤なリボンだった。 れいむはこのリボンのことをよく知っていた。 「おちびちゃんのおかざり・・・・??」 よく見ると周りにも見たことがあるお飾りが埋まっていた。 番のまりさのおぼうし、末っ子れいむのリボン、ゴミ捨て場にいたまりさとありす一家のお飾り、 うんうんをされたちぇんのおぼうし、おさぱちゅりーのおぼうしに群れのみんなのお飾り。 何故みんなのお飾りがここにあるのか一瞬理解できなかった。 だが気づいたしまった。 ここにある大量のあまあま、死んでいったみんなのお飾り。 れいむは顔を青ざめ答えにたどり着いてしまった。 これはみんなの中身だ。 「ゆべぇぇ!!?」 れいむは同族の中身を食べてしまったショックで自分の中身を吐き出してしまった。 この人間は潰していったゆっくりたちを律儀に袋に詰め込んでいたのだ。 逃げてばかりいたれいむはそんなことは知らなかった。 しかし今れいむはそんなことを考えている余裕はなかった。 死臭の匂いがするあまあまに埋もれているれいむはゆっくりできない匂いに苦しんでいた。 「ゆがあああああああああああ???!!ここはゆっくりできないいいいいい!!!だしてえええええええ!!!ここからだしてええええええええええ!!!」 人間はその様子を見て笑い出した。 もう思い残すことはないのか最後の一振りを掲げた。 逃げようとするれいむだがあまあまに足を捕られて動けなかった。 「ゆひいいいいいいいいいいい!!!いやだあああああああああああああああ!!!!ゆっくりしだいいいいい!!!ゆっくりずるんだあああああああああああああああああ!!!!!」 (ちね・・・・・・・・・・・) 「??!!」 人間の声ではない。 別の誰かだ。 れいむはこの声に聞き覚えがある。 その声の主はあまあまから聞こえてきた。 (れいみゅをゆっくちさせないくずはちね・・・・・・) 「おちびちゃん??!」 れいむは気づいた。そうだこれはおちびちゃんの声だ。 だが何故自分の子供が死ねと言ってくるかがわからなかった。 「おちびちゃん??!おかあさんにそんなひどいこといわないでね!!?」 (だまれ・・・・・・・このくず・・・) 「??!・・ぱ、ぱちゅりー・・・・??!」 ぱちゅりーの声まで聞こえた。 それに呼応して次々と声が聞こえてくる。 (しねえええ・・・・・・・・いますぐしねえええええええええ・・・・・・・・) (こっちにこい・・・・・・・ゆっくりできなくさせてやる・・・・・・・) (このいなかもの・・・・・・・よくも・・・・よくも・・・・・・・) (おまえのせいなんだよー・・・・・・・・・・・わかれよー・・・・・・・・・・・・・・) (くじゅちね・・・・・・くじゅはちねぇ・・・・・・・・) (もっとゆっくちしちゃかっちゃのに・・・・・・・・・) (すっきりしたかったのに・・・・・・・) (おまえのせいでむれが・・・・・・・・・・・・・・・・) (れいむたちかんけいなかったのに・・・・・・・・・・・・・) (ふざけるな・・・・・・・なにがゆっくりしたいだ・・・・・・・・・・・・・・・・・) ((((((((おまえはいますぐしんでこっちにこいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!)))))))) 「ゆええええええええええええええええええええええええええ????!!どぼじでそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!??」 死んだ後もゆっくりの残留思念のようなものがれいむを死に追いやろうとする。 家族、群れのゆっくり、巻き込まれたゆっくりたちはれいむを許したりはしなかった。 人間はそれに答えてやろうかという思いで玄翁を叩き付けた。 が、さっきあまあまを食べたせいか、一撃では死ななかった。 「ゆべあ!!!いだいいい!!!ゆべでぜ!!!」 ((((((((ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!)))))))) 「いやだああ!!あっぢに!!いきたぐない!!!ゆばば!!!ゆべべ!!!」 最後の一振り。 高く、高く上げ振り下ろそうとした。 「やべで・・・・・・・・・・ゆっくり!!!ゆっくりしだいいい!!!ゆっくりじでただけなのにいいいいいいいいいい!!!でいぶはわるぐないいいい!!!わるいのはこのにんげんだああああああああああ!!!」 (おまえがにんげんをおこらせたんだ!!!) (くじゅおやはちね!!!!) (れいみゅをみしゅてたくじゅが!!!) (いましゅぐちね!!!) 「うるざいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!ゲスはいますぐきえろおおおおおおおおおおお!!!! だれがああああああああああああ!!!!でいぶをたすけろおおおおおおおおおおおおおおお!!!! ばりざああああああああああああああああああああああ!!!!くそちびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! ぱちゅりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!! ・・・・・・・・なんでたすけにこないんだああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!?? でいぶがかわぞうなでいぶがピンチなんだぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!?」 「ケケケケケケケケケケケケ・・・・・・・・・!!」 「??!」 「ユックリデキナクナッテシネ♪」 「いやだ!!れいむはゆ・・(ブシュウッ・・・!!!) れいむはまだ生きていた。 中枢餡が壊れていていつ死んでもおかしくはない状態だがそれでも生きていた。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・」 人間は地面に落ちているゆっくりの中身とれいむを袋に入れ詰め直し、 笑いながら自分の家へ帰っていった。 れいむは死ぬ最後まで苦しみ死臭の中で怨念たちの声を聞きながら死んでいった。 (な゛・・・・・ん・・で・・・?・・・・・・・・・・でい・・・・・・・ばるく・・・・・・・・・・・・・な・・・・・・・・) 最後までれいむは自分が犯した罪を理解しようとはしなかったようである。 あとがき 追われるって怖いよね 予想以上に容量が大きくなりすぎてしまったorz 法然しゃんが折れた「ぐんぐにる」の挿絵を描いてくれていたようです。ありがとうございます(喜) 餡庫には保管されてませんが画像だけはすでにわが手に 大切に保管しまーす 今まで書いたやつ 加工所本部 前編・後編 れいむその後 まりさその後 14番れいむのその後 れみぃと野良豆ゆっくり 前編・後編 あいつらの違い れいむはいい飼いゆっくりさ 折れた「ぐんぐにる」 ドスれいむ
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1455.html
哲学派れいむ 「ゆっくりおもうゆえにゆっくりあり!!!」 実力派れいむ 「ゆーきゃんえすけー!!ふ、いえあ、はいぱーっぼっ!!!」 知能派れいむ 「はんにんはあなたです!!!まりさがひとばんでやってくれました!!!」 野性派れいむ 「れいむのほんのうがさけぶのさ!!!おまえをゆっくりさせろとぉ!!!」 都会派れいむ 「フッフッフ!!とちのばいばいならおまかせ!!!」 別の人のレスから 哲学派れいむ 「豆は死んだ。我々の中に詰め込まれたのだ」 実力派れいむ 「貴様の中身には糖度が足りん!!!」 野生派れいむはバルバトスww -- ちょ (2010-01-23 18 22 38) 哲学派れいむ「あぁん!?最近だらしねえな」 -- 名無しさん (2011-04-28 14 02 04) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/68.html
私、博麗 霊夢はゆっくりを飼っている。自分と似た姿をしているゆっくりれいむだ。 ゆっくりれいむ(以下れいむ)と出会った当初は自分と似た饅頭が動くとあって 気味が悪く見えたものだが、今ではうまくやっている。 以前れいむとゆっくりポイントについてもめたことがあった。ゆっくりが気を許した相手と安心してゆっくりできる場所ゆっくりポイント。 抱っこした私の膝の上をれいむのゆっくりポイントにすると私は言ったのに、他のゆっくりにも使わせてしまった。 それで嫉妬したれいむと喧嘩してしまったのである。 あの時は私にも軽率な行動があったと反省している。あの一軒以来私の膝の上はれいむのゆっくりポイントとなっている。 膝の上にのせて抱っこして一緒におやつを食べ、髪の毛をブラッシングしてあげる。するとれいむはとろけたような表情になる。 そのうちゆっくりしすぎて溶けてしまうのではないかと不安にすらなってくる。 そんな日々がある程度続いたが、最近れいむの様子がおかしい。例えばこんなことがあった。私が庭で掃除をしているとき、 れいむが家にある文々。新聞を口でくわえて縁側に持ってくる。口を使って器用に新聞紙を広げる。 次に新聞紙の上にハチミツをたらす。満遍なく、広く。 そして最後にれいむ自らころころと新聞紙の上を転がり、体中を蜂蜜まみれにするのである。 「べたべた♪ あまあま♪」 れいむはどこかうれしそうだ。頬をほんのり赤く染めて、うきうきとしている。そして私のほうに目を向けると 「さぁ、おたべなさい!!」 れいむはそうやって私に呼びかける。なぜか自信満々にふんぞり返っている。なんのいたずらだと思い、 私はそんなれいむを無視して掃除を続行する。れいむはふんぞり返って動かないままだ。 しばらくすると甘いにおいにおびき寄せられたのか、蟻の大群がれいむに群がってくる。 「ゆぅぅっ!ありさんやめてね!!いたい!いたいよ!」 まったくあのおバカ。私はありを引っぺがし、れいむを風呂に入れる。 たんなるいたずらにしては度が過ぎている。けれどもこういったことはこれが初めてではない。 これに懲りて学習するように願っているのだが、れいむはこのような行為を止めようとはしなかった。 しかも、だんだんエスカレートしてくる。 あるときは氷水の中に入って 「ひやしまんじゅうだよ!つめたくておいしいよ!」 などとのたまっていながら、 「がぼっ!ゆっぐ・・ごぼげぼっっ!」 溺れてしまって危うく死に掛けたり、 あるときは火の中に入って 「やきまんじゅうだよ!ゆっくりまんじゅうほっかほかだよ!」 などと言っておきながら、数秒後には 「あっついよ!ゆっくりあっついよ!」 と、辛そうな声を出すものだからすぐに砂をかぶせて火を消してあげた。幸いなことに命に別状はない様で、火傷のあとは残らなかった。 何でこんなことになったのだろう。このところのれいむはゆっくりすることよりも自らの身体を傷つけることに意識がむいている。 これが本当に何も考えずにしていることならともかく、痛みなどに対しては辛そうにしているからわけがわからない。 私は途方に暮れていた。 「れ~む!れ~む!」 ふと足元を見るとれいむがほっぺたをすりすりと摺り寄せてくる。焼きたての大きな饅頭のような感触だ。なついてくれてうれしい反面、 この季節では少し暑苦しい。ちなみにゆっくりれいむは自分のことは【れいむ】、霊夢のことは【れ~む】と呼ぶ。ややこしい。 「れいむのほっぺたすこしかじる?おいしいよ!」 と、自らを食べることを促してくる。ふざけないでほしい。れいむは家畜ではなく家族である。 家族を食べるような趣味は持っていない。なんでこんなことになってしまったのだろう。この子はいったいどうしちゃったのかな。 私は気が気でなかった。 れいむに何であのようなことをするのかと聞いても、いつも 「れ~むにおいしくたべてほしいの!」 としか言わない。あの子が何を考えているのか本気でわからない。私はただれいむとゆっくりのんびり幸せに生きたいだけなのに。 「なるほどね。つまりゆっくりが自分のことを食べるように迫って来て困っているわけね」 「そうなのよ。しかもこっちの言うことは聞かないし、そのうち取り返しのつかないことになるんじゃないかって思って・・・」 そこで私は知人に相談をすることにした。その名は八雲 紫。妖怪である。金色の髪に紫色のワンピース、そして人外の美貌。 妖怪の賢者と言われる彼女なら何か知っているのではないかと思ったためである。 「食べてあげればいいじゃない。きっとおいしいわよ。なんならいい調理法を教えてあげましょうか」 「冗談じゃないわ。そうしないためにあんたを呼んだのよ。」 そう。冗談ではない。せっかくできた家族を最悪の形で失いたくない。なにがなんでもあのような自殺行為を辞めさせなくてはならないが、 私だけで対応して取り返しのつかないことになるのが怖い。妖怪相手の知恵を借りるなんてとも思ったが、そう言っていられない。 一刻も早く対策を立てないと。 「そうねぇ、ひとついいことを思いついたんだけどやってみるわね。」 いいこととはなんだろう。なんか今とてつもなく胡散臭い顔をしたぞ。こういうとき紫はろくなことを考えていない。 「おねぇちゃんいらっしゃい!ゆっくりしていってね!」 そこへちょうど問題のゆっくりれいむが友達ゆっくりと遊びに行ったところから帰ってきた。 「ゆっ、ゆっ」と掛け声を出してぴょんぴょん飛び跳ねてくる。その顔には何の警戒心もない。 「どういたしまして。ゆっくりしていくわね。それよりも・・・・・えいっ!」 紫が手を振るとれいむの体を煙が包み込んだ。あっという間にれいむの姿が見えなくなる。 「ちょっと紫、うちの子に何してんのよっ。」 止める暇もなかった。本当にいきなりだったので、どうすることもできなかった。 数秒待ったがれいむが煙の中から出てこない。おかしい。あの飛び跳ねる速度だったらもうこちらについてもいいはずなのに。 私はいてもたってもいられなくなり、煙の中に突っ込んだ。何か体に影響が出るかもしれないけど、 今はそんなことを気にしているときではない。 「れ~む~、どこにいるの~、まえがみえない~」 れいむの声が聞こえてくる。よかった。無事なようだ。でも姿を見つけて抱きしめるまでは不安が消えないだろう。 この怪しい煙の効果がいったい何なのか気になる。早くれいむを私のゆっくりポイントに置いてゆっくりさせてあげたい。 「れいむ、ここよ。私は、霊夢はここにいるわ。速くゆっくりポイントにいらっしゃい!」 必死で呼びかける。すると向こうから反応があった。 「れ~む、そこにいるんだね!ゆっくりいそぐね!」 言葉に矛盾が生じているがそれどころではない。私のほうも声のするほうに走った。すると煙が段々晴れていく。 頭に思い描くは腕に抱えるほどの大きさの饅頭。」 自信満々の下膨れの顔。 触るとハリのあるあたたかいほっぺた、 毎日ブラッシングしてあげた成果の艶やかな髪。 しかし目の前にいたのは 私よりも頭ひとつ分ほど小さく、抱きしめれば折れてしまいそうな細い体躯 小ぶりな輪郭、長いまつげ、大きな瞳、整った鼻、薄い唇 面影があるのは柔らかそうなとしたほっぺたと艶やかな髪のみ。 誰かに似ていた。 いや、誰かどころではない。 そう、目の前にいるのは 「なんでよ・・・・・なんで小さい私いるのよっ!」 「れ~むどうしたの?ゆっくりおちついてね!」 その瞬間は私は理解した。 私のゆっくりれいむが人間になっている!!? 八雲 紫。妖怪の賢者と呼ばれている者。その能力は境界を操る程度の能力。物の概念を操り、どんなものでも好き勝手にできる能力。 この能力の恐ろしいところは汎用性が恐ろしく広いところにある。妖怪と人間の境界を弄くると妖怪を人間に、 人間を妖怪にすることくらいは造作もない。ましてや饅頭を人間にすることなど朝飯前であろう。 つまりその結果が、 「ゆっくりした結果がこれか」 「れ~む!れ~む!れいむにんげんになったよ!すごいよ!これでもっとれいむとゆっくりできるよ!」 そう。ゆっくりれいむは人間になった。見た目は頭ひとつ小さくなった私だ。 今もうれしそうに抱きついて私のほほにほっぺたをすりすりと擦り付けてくる。 感触は以前の焼きたての饅頭のような感触ではなく、人間のきめ細かいすべすべとした肌の感触だった。 れいむは饅頭だったころは私が抱いてあげないとほっぺたを擦り付けることができなかったので、 自分からほっぺたを擦り付けることができることがうれしいようであった。 「紫、あんた今度は何をたくらんでるの?」 「別に何もたくらんではいないわよ。私はこれが一番あなた達には必要なことだと思ってやっただけよ。 決して面白そうだからいたずらしてあげようかしらとは思っていないわ。」 紫は悪びれもせずそのようなことを言う。絶対嘘だ。今もニヤニヤと笑っている。 れいむの姿が饅頭に手足をくっつけたようなものではなく、私に似せたのはせめてもの良心だろう。 暑苦しいのでれいむを引っぺがし、紫に詰め寄る。けれども紫はその反応をを予想していたように先手を打ってきた。 「この子が人間になったら自分を食べさせようとは思わないんじゃないの。もう饅頭じゃないんだし。いいわねぇ、 まるで姉妹みたいよ。とりあえず数日一緒に暮らしてみたら?きっと楽しいわよ。」 そういわれると、人間になったられいむが自分を食べさせようとはしなくなるかもしれない。なんかうまく丸め込まれた気がする。 「すりすり♪ゆぅ~♪」 れいむがまた擦り寄ってくる。よほどうれしいのだろう。できたばかりの腕を生かしてしがみつき、離れようとはしない。 その顔は無邪気に笑っていた。顔は子供のころの私だが、たぶん私は一度もこのような表情をしたことはないだろう。 しかし私はこれからの生活のことを考えると不安になってきた。喋り方もこの見た目の女の子達の間では幼すぎる。 本当に大丈夫なのだろうか。 まず、れいむは以前より早く動けるようになった。歩くことはもちろん、走ることもできる。 今まで足というものがなかったのにうまいものだ。紫が言うには、生き物は肉体と精神が健全な状態なら、 自らを移動させる動作は早く習得するものであるらしい。あらゆる行動の基本のためだ。 そのため、起き上がる、立つ、歩く、走る。全てすぐにできるようになった。少々安定性に問題はあるが・・・ 「あんまり速く動くと転ぶわよ。もっとゆっくりしなさい。」 と注意しても 「れ~むといっしょにもっととおくにおさんぽできるよ!こんどいっしょにあそびにいこうよ!」 そういったそばから転んだ。れいむは気が散るとすぐに転ぶ。だけどまた立ち上がると、 ご機嫌で庭を走り回っている。この子は本当にゆっくりしていないなぁ。 しかし、箸を持つこと、道具を使うことに関してはからきしだった。五体満足で生まれた人間が走ることは不自由しなくても、 まったく教えてもらいもせずに箸を扱えることはないためであろう。道具を使うことは後天的な教養が必要になる。 「いい、お箸の持ち方はこう。違うわよ。人差し指と中指の間に持つのよ。」 「ゆぅぅぅぅ・・・。れいむめんどくさいよ・・・・・。おててでつかんでたべたいよ・・・・・・。」 これは難航していた。子供にきちんとした箸のもち方を教えるのは一苦労であった。少し目を離したら手づかみや犬食いをしようとする。 こういったことはきちんと躾けないとこの子があとで困ることになる。 「れ~む・・・・・。いつもみたいにれいむのおひざにのせてたべさせてよ・・・・・」 「駄目よ。あんたはもう自分の手があるんだから自分で食べなさい。」 「ゆっぐ・・・・・。おまんじゅうのころのほうがよかったよ・・・・・・」 れいむは泣き出してしまった。胸が痛んだが、ここで甘やかすとこの子は駄目になる。自分でできることは自分でやらせないと。 「ほら、一緒に頑張ろう。これができるようになったらゆっくりお風呂に入れてあげるから、ねっ。」 「ゅ・・・ぅ・・・・・れいむ・・・・・がんばるよ・・・・。」 そういうとれいむは泣くのをやめて頑張った。その顔は真剣そのものだった。れいむは饅頭なので、 あまり風呂の中でゆっくりしすぎるとふやけてしまう。いつもは軽く桶でごしごし洗ってあげる程度だ。 私と一緒にお風呂に入りたかったのであろう。確かにお風呂の中はなかなかゆっくりできる場所だ。 それから根気よく箸のもち方を教えて、3時間かけてやっと箸で物をさして食べることができるくらいにはなった。 その後私達はゆっくり時間をかけてお風呂に入った。れいむは終始はしゃいでいた。 「おふろでゆっくりできるなんてうれしいよ!ゆめみたいだよ!にんげんでよかったよ!」 現金なものである。さっきまで饅頭に戻りたいとか言っていたくせに。 れいむは湯船でゆっくりしすぎたので、湯で饅頭になってしまいそうだと言っていた。そんなものが実在するかは知らないが。 眠るときに気がついたが、私の家は布団が一組しかない。ふだんれいむは座布団を敷いてその上に眠らせる。 さすがに今はそのようなことをさせるわけにはいかないので、一緒の布団で眠った。以前喧嘩したとき以来だった。 れいむは体中を密着させてくる。饅頭だったころの癖が抜けず、体全体でぶつかろうとしているのだろう。 暑苦しかったのですぐに布団の外に押しのけた。 それから数日がたった。 「霊夢遊びに来たわよ~。お茶とお菓子を用意してね~。」 紫が再び尋ねてきた。相変わらず図々しいことを言っている。 「ゆっくりしていってね!!おねぇちゃん、このまえはありがとうね!」 れいむが出迎える。その喋り方は結局変わらなかったが、自分を人間の姿にしてくれた紫をとても歓迎している。 小さい私が笑顔で紫をまるで恩人のように出迎えているこの光景、私の知人が見たら何の異変だろうと思うに違いない。 「あら、霊夢ってばずいぶんとやつれたじゃない。目にも隈ができているわよ。」 「ここのところ大変でね。ゆっくりできなかったのよ・・・・・・。」 そう、本当に大変だった。れいむへの躾、神社の仕事、異変の解決、そして以前にもまして擦り寄ってくるれいむ。 体力の限界だった。特に最後がきつかった。 「けど、悪くないわね。こういうのも。れいむ~お茶もってきて~。」 「うん!ゆっくりまっててね!」 れいむは楽しそうだった。自分が私の役に立てるのがうれしくて仕方がないのであろう。 「ほほえましいわね。」 けれども紫の顔はそう見えなかった。まるで自分が考えた筋書き通りに事が進んでいないかのようであった。 「おねぇちゃん、おちゃだよ・・ゆぅぅぅうぅ!?」 れいむはお茶とお菓子を持ってきたが、転んでしまった。まだこういったことには慣れていないのだろう。 慌てて駆け寄る。れいむはやくにたてなくてゆっくりごめんなさいと何回も謝っていた。 結局、紫は少しの間話をしてから私がいると邪魔なようだからと、ゆっくりせずに帰ってしまった。 どうしたのだろう。何が不満なのかわからなかった。 その日の晩。 私が夜寝ていたとき、もよおしてしまった。暑かったから水を飲みすぎてしまったのかもしれない。目を覚ますと、 隣のれいむがいなかった。どうしたのだろう。疑問がわいたが、とりあえず用を足すのを優先した。そして厠からの帰り、 台所でれいむはいた。 裸だった。 窓の外からの月明かりに照らされるその体はこの暑さの中でもかかわらす雪を連想させるほどの白さだった。 髪を掻き揚げ、一本の瓶を両手で持ち、それを頭の上まで抱えると、何のためらいもなく体中にたらした。 てろり、てろりと粘着性をもった何かがれいむの体に塗りたくられている。 あれは、ハチミツだ。 私は以前れいむが饅頭だったころ体中にハチミツを塗りたくっていたことを思い出す。 みしっ 動揺してしまった私は廊下の板を鳴らしてしまった。れいむはこちらに気がついたようだ。何かがまずい。 れいむが近づいてくる。自信満々の笑顔だ。この光景には既視感があった。 これはまさか 「さぁ、お「やめんかこの馬鹿饅頭がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」」 このとき紫がなぜれいむを人間にしたのかわかった。よ~くわかった。あいつは本当にたちの悪いいたずらを考え付く。 れいむがいくら私と性格が似ていないとはいえ、私の姿でこのようなことをさせるのは悪趣味極まりない。 いまごろ紫はどこかでほくそ笑んでいるだろう。 「紫ぃ、あんたがもう二度と復活できないくらいまで退治し続けてあげようか・・・・」 「ごっ・・・・・ごめ・なさ・・・・・あ・・・・だめやっぱり・・・・堪えられない・・・・」 翌日紫を締め上げると、何も悪びれることもなく爆笑していた。よほどおかしかったのだろう。本気で退治してやろうか。 「とにかく、れいむを元に戻しなさい。自分を食べさせようとすることが変わらないんじゃお手上げだわ。 まして、人間の姿になった分饅頭のころよりもたちが悪いわ。」 このままでは本当にれいむを食べることになってしまう。人間同士のため、より状況は悪化していた。 「ごめんごめん・・・・あまりにおかしかったからついね・・・。で、れいむちゃんはどうしたいの?すぐに人間に戻りたい?」 「れいむまんじゅうじゃないととだめ?れいむもっとにんげんでいたいよ・・・」 上目遣いでこちらを見て懇願しているが、こればっかりは仕方がない。私はれいむを饅頭に戻すことに決めていた。 この子はやはり饅頭の体が一番の自然体なのであろう。紫はここですぐにある提案をする。またあの胡散臭い笑顔だ。 「それじゃぁ、せっかくだし最後にれいむちゃんに霊夢のお手伝いをさせてあげましょうよ。 人間の姿じゃないとできないことってあるんだし。そうだ、里にお使いに行ってもらうってどう?」 こいつは相変わらず無茶なことを言う。何でそうなる。さらに紫は追い討ちをかける 「饅頭に戻っちゃったら霊夢のお手伝いはできないわよ。それでもいいのかしら。早く決めないとなかったことにしようかしら。」 「やる!れいむはおつかいにいくよ!れ~むのおてつだいしたいよ!」 何を馬鹿なことを、私はあわてて止める。 「れいむやめなさい。あなたにはまだ早いわ。お手伝いなんてしなくていいのよ」 「やるったらやるの!れ~むはおうちでゆっくりまっててね!」 頑として私の言うことを聞かなかった。なんで最近のれいむはここまで頑固なのであろう。 私は紫に対して、おつかいの間れいむの後ろからついていくことを止めないことを条件にれいむをお使いに行かせることになった。 もちろんれいむには内緒だ。こうでもしないとあまりにも不安だった。 後ろからこそこそとついていく。れいむは里と神社をつなぐ細い道を通っていた。回りには木々が茂っている。 今のところ大丈夫だった。女の子一人で買い物に行かせようなんて紫は何を考えているのだろう。 悪い男や妖怪に襲われたらどうするのだ。けど、なんであの子はそれでもお使いに行ったのだろう。 外が危ないことぐらいわかるはずなのに。 れいむはまっすぐ里のほうを目指していた。余計な寄り道はしていない。もっとゆっくりすればいいのに。 そう思っていると、道の向こう側から人影が見えた。小さくて、金色の髪をした女の子だ。 なんだ、女の子かと私はほっとしたが、すぐにそれが間違いだったと思い直す。 あの顔は知っている。 ルーミアだった。 妖怪の中でも特に食いしん坊。その華奢な見た目に反して腕力は成人男性を簡単にひねりつぶすほどある。 その好物は 人肉 「あ、人間だ~。こんにちは。」 「こんにちは!ゆっくりしていってね!」 れいむは挨拶を返す。その様子から、目の前の相手の危険性がわかっていないようだった。 けれどもルーミアの次に発する一言はそんなれいむにも警戒心を抱かせた。 「あなたって巫女に似てるね~。あなたって食べてもいい人類?」 「ゆ!たべちゃいけないよ!あなたとはゆっくりできないよ!ゆっくりきえてね!」 れいむはようやく自分の置かれている状況がわかったようだ。このままではまずい。 ルーミアは会話でうまく丸め込まないと襲ってくる。 ぼやぼやしているとれいむが食べられてしまう。私は早く助けに行こうとするが、 体が動かない。 その原因は紫のスキマだった。スキマから両手が伸びていて私の足を押さえている。口元も抑えられているため声が出ない。 あいついったい何のつもりだろう。目の前がくらくらとしてきた。 「ちょっとだけでいいんだよ。全部は食べないから安心して。そのほっぺたってすごくおいしそうだな~」 「ゆっくりやめてね!ゆっくりはなしてね!」 ルーミアはれいむを押さえつけて羽交い絞めにしていた。その口からはよだれが出ている。 れいむはじたばたと手足を振って逃げようとするが、腕力が違いすぎる。 私は速く動こうと必死に紫の両手を叩く。打つ。刺す。蹴る。だが、体に力が入らない。 「じゃあいっただきまーす♪」 ルーミアが大口を開ける。今にもかぶりつきそうだ。 はやく、はやく動かなければ!紫の手をちぎってでも先に進もうとする。そのとき、 「やめてよ!れいむをたべていいのはれ~むだけだよ!!!」 れいむが叫んだ。この瞬間私の両足を押さえていた紫の手は外れた。口元を押さえている何かも外れた。 ルーミアの口がれいむのほっぺたに触れようとしたその刹那、私はルーミアのところに飛んでれいむから引き剥がし、 その額に特性の御札を貼り付ける。ルーミアは爆風とともに飛んで行った。 「れ~む!れ~むぅ!こわがったよ!ごわかっだよぉ!ゆ゛っぐりでぎながったよぉ・・・」 「よしよし。もうゆっくりしても大丈夫だからね。早く助けてあげられなくてごめんね。」 れいむはおお泣きしていた。私はれいむの元に駆け寄る。ここのところ最近は暑かったので擦り寄っても離してきたが、 このときばかりはそんなことを気にしてはいなかった。私は饅頭だったらつぶれてしまうほどの力でれいむを抱きしめた。 霊夢達は知るよしもなかったが、そんな二人から離れたところ、吹き飛んだルーミアのところに紫はいた。 紫は少しだけ申し訳なさそうな顔をしてルーミアと話していた。その両腕を痛そうにさすっている。 「わざわざ頼みごとを聞いてくれてありがとうね。あなたのおかげよ。」 「いきなりひどかったな~。もうあの巫女には関わりたくないな~」 「無茶な注文でごめんね。はい、お礼のお肉詰め合わせよ。早いうちに食べてね。」 「やったぁ♪ありがとう紫。また何かあったら呼んでね♪」 現金なものである。ある意味ゆっくりとは似た者同士なのかもしれない。 その3時間後紫が私の家を尋ねてきた。私はれいむに膝枕をして縁側で座っていた。 れいむはぐっすり眠っている。あんなことがあったのだ。ちょっとやそっとのことでは起きないであろう。 むしろそれが幸いともいえた。 「説明してもらいましょうか。どういうつもりだったのよ。」 私は紫に詰め寄る。いたずらで済ませられる話ではない。 紫からの回答によっては、今この場で楽園の巫女と楽園の管理者の殺し合いが始まることさえ覚悟していた。 しかし紫からの回答は拍子抜けするほど簡単であっけない理由だった。 「いや、霊夢が以前れいむちゃんが自分を食べさせようとして困っているって言ったじゃない。 その理由を教えてあげようかなって思ったのよ。」 「どういうことよ。あんたの度が過ぎたいたずらがなんでその話に結びつくのよ」 「まぁ、慌てない慌てない。ゆっくりしましょうよ。その前に、あなたにひとつ聞きたいんだけど、 饅頭だったころのれいむちゃんって何か役に立ってた?」 「私の枕になってくれたり、お留守番してくれたり、いろいろ頑張ってくれたわよ。」 「でも正直、ほとんど役にも立っていないでしょう。ゆっくりって主人の手伝いをしたくても、 あんな体だから、受けた恩を返したくても返せない。それはしょうがないことなのよ。」 私はれいむが役立たずだという一言を否定しようとするが、そこで紫は一気にまくし立てる。 「何かしたくてもできないのよ。人間でも、妖怪でも、妖精でもいいわ。 他の種族で物好きな何者かが自分達をゆっくりさせてくれる。ただ一緒にいてくれるだけでいいと言う。 けれどもあなたがゆっくりならどうする?何かしてあげたくならない?けど、動く饅頭に何ができるの?」 私には何も思いつかなかった。自分がゆっくりになったらたぶん何もできない。けど、ひとつだけ思い当たることがあった。 それは 「食べて・・・もらうこと・・・・・」 「そう、そんなゆっくり達にできる最大限の恩返しが食べてもらうことなのよ。それくらいしかできることがないんだもの。 だから最初に言ったじゃない、食べてあげなさいって。」 そうだった。紫は最初に答えを言っていた。精神的に参っていた私はその忠告を聞き入れていなかった。 あのときのれいむは単なる悪ふざけにしては私の話を聞いていなかった。 でも今思えば、あの子があそこまで意固地になったのも理解できる。 「でも・・・・、でも・・・、食べられるのって怖くないの?」 「それはやっぱり怖いに決まっているでしょう。私は妖怪だから人間を食べるわ。けど、食べられることを怖がらない人間、いや生き物 なんて殆どいないわ。」 「だったら何であんなにうれしそうなのよ!自分の体にハチミツでもぬりたくってさ!」 「少しでもおいしくなりたいんじゃないの。人間が化粧をするようなものよ。もっとも、饅頭にハチミツなんてごめんだけどね。」 私はどうすればいいかわからなかった。食べることが恩返しになる。それがあの子のためだと言っても、 あの子を食べてしまって大丈夫なのだろうか。痛くないだろうか。傷は塞がるのだろうか。怖がったりしないだろうか。 紫は優しい声で諭す。 「あの子は本当に霊夢のことが好きみたいだしね。あなただけよ。あの子が食べて欲しい人って。 人間の姿になっていても食べられたがっていたじゃない・・・」 こいつやっぱり覗いていたのか。危うく流されるところだった。しかし紫は続ける。 「あの子が人間としてもっと暮らしたら、誰かに食べてもらおうという気持ちはなくなるかもしれない。けど、もしあの子が ゆっくりとして生きる道を選ぶのなら食べてあげて。何も全部残さず食べろといっているわけじゃないのよ。 ほんの少しだけでいいの。軽くかじるくらいのことはしてあげなさい。ゆっくりは再生力が強いから、それくらいならすぐに治るわ。 それなら、少しくらいあの子の気持ちを汲んであげて」 紫が帰った後、真夜中にれいむは目を覚ました。目を覚ますときは不安そうに周りを見渡していたが、 私がいることがわかると、安心したように笑った。 私はこれまでの事情を話した。 れいむがそこまで思いつめていたことを知らなかったこと。 ゆっくりにとっての恩返しがどれほど大事か知らなかったこと。 食べられることに覚悟がいることを知らなかったこと 知らない事だらけだった。私は謝ることしかできなかった。 れいむは 「だいじょうぶだよ!れ~むがむりしてたべなくていいよ!これからもいっしょにゆっくりしようよ!」 そうは言ったが、れいむはどこか寂しそうだった。 私は紫から最後に言われたことを告げる。 人間から饅頭に戻るか、人間のまま暮らすか選ばせてもらえること。 しかし一方しか選べない。このまま人として生きるか、饅頭として生きるか。選ぶしかなかった。 紫は「私ってこういうところで意地悪だから」と言っていた。 「れいむ、どうするの?あなたが望むのなら、ゆっくりに戻っても、 人間として生きていってもいいのよ。正直に話して。無理をしなくていいのよ。」 「・・・・・・・れ~む、ゆっくりかんがえさせてね・・・。」 れいむは今までで一番真剣な表情をしていた。 その翌日、朝日が昇る中、私、紫、れいむは神社の境内にいた。 選択の日が来たのである。 れいむはゆっくりに戻ることを選んだ。 れいむはこう考えていた。 人間としてれ~むと一緒に生きていくこともよかった。お手伝いをして、一緒にお風呂に入ったり同じお布団で寝たかった。 だけど、ゆっくりに戻ればそれはもう叶わない。これは今までで一番救いようのないワガママ。 それでもれいむは知りたかった。れ~むといっしょにゆっくりすることで自分の餡子がどんな味になっているのか。 そしてそれをれ~むに味わって欲しかった。れ~むにおいしいと言って欲しい。おなかいっぱいになって欲しい。 それだけがれいむの望みだった。 「それじゃあれいむちゃんを元に戻すけど、いいわね?」 紫が念を押す。れいむに人間か、ゆっくりかの選択させたのはこいつなのに、なぜこんなにも念を押すのだろう。 「えぇ、お願い・・・。」 私はうなづいて隣のれいむを見る。れいむは震えていた。 「ちなみにゆっくりは接し方、育て方によって味が変わるそうよ。たっぷり愛情を注ぐとありえないくらい甘くなるの 。皮肉な話だけどね。れいむちゃん、霊夢がおいしくないって感じるかもしれないのよ。それでもいいの?」 れいむは震えながら答えた。自分が一晩考えた結論を。 「うん。おねがい。おねぇちゃん・・・。れいむどうしてもれ~むにたべてほしいの・・・・・・。」 「わかったわ。そこまで言うのなら止めないわ。自分の選択に責任を持ってね・・・・・・・・」 紫はどこか寂しそうだった。ひょっとしたら、れいむが人間になることを望んで、あのような後戻りできない 二択をさせたのかもしれない。けれども、これがあの子が望んだことだった。 れいむの体を煙が包み込む。10秒、20秒、ゆっくりと時が過ぎていく。 そして煙は晴れた。 その体はもう人間のものではない。ゆっくり本来の、頭のみのシルエット。 霊夢を抱きしめた腕も、お箸を持つことに苦労した手も、 霊夢に駆け寄った足ももうない。 もう二度と戻らない。 れいむは泣いていた。 声を殺して泣いていた。 だが、まだするべき事は残っている。今度はこっちがけじめをつける番だ。もう逃げない。逃げるわけにはいかない。 私はそっとれいむに近づく。 「れいむ、今までごめんね。私あなたの気持ちをぜんぜん考えていなかった。」 「れいむこそごめんね・・・。れ~むはれいむとゆっくりしたかったんだよね・・・・・。 でも、れいむはそれでもれ~むにたべてほしいの・・・。わがままでごめんね・・・・・・・・・。」 私はれいむの言葉にうなづく。覚悟はすでにできている。 「れいむ、お願いがあるの。れいむの餡子を一口食べさせて。」 「うん・・・・いいよ・・・・・ゆっくりたべてね・・・・・・・」 ふるえるれいむのほっぺたに口をつけて、齧る。 外側の皮は衝撃を和らげるためか、もちのような食感をしていた。 さらに一口齧る。 中身が見えてきた。 れいむは今にも泣きそうだ。 けど、口を閉じて目を瞑り、痛みに耐えている。 私を不安がらせないためであろう。 「れいむ、いくね・・・・」 そして三口目で餡子に到達した。ゆっくりの餡子は育て方、直前の感情によって味が大きく変わるという。 私のれいむはどのような味なのか。れいむはぴくりと震えた。 甘い。 甘すぎた。 例えるなら餡子の中に同じくらいの砂糖をぶち込み、その上に大量の蜂蜜をたらしたらこのような味になるのかもしれない。 もう一口食べることはできないだろう。 でも、 なぜかこんな味なのに不味いとは思わなかった。 この味がおいしいと思った。私の味覚はどうなったのか・・・・・ それだけじゃない、餡子を食べたのはたった一口なのに おなかがいっぱいになった。 いや、いっぱいになったのはおなかなのか。 もっと別の何かなのかもしれない。 私にはわからなかった。 なぜか私の顎から雫が落ちた。 これが私だけのれいむの味。 「れ~む、おいしい・・・・・?」 れいむが不安げにこちらを上目遣いで見てくる。その目は不安でいっぱいだった。当たり前だ。 一生を左右する選択の結果だからだ。私は心から感想を言う。正直な感想を。 「甘くておいしかったわよ。ありがとう。れいむ」 れいむは泣いていた。泣きながら笑っていた。私に擦り寄る。今までで最も強く 「れいむぅ!ごめんね!ごめんね!ほんとうはもっとおてつだいできたのに!にんげんになったらずっといっしょにいれたのに! ほんとうにごめんね!!」 わたしはれいむを抱きしめて、膝の上に乗せる。両手はやさしく包み込むように。れいむの食べたほっぺたに手を当てる。 「手伝おうとしてくれるだけうれしいわよ。うちの神社に宴会に来るやつらはみんな手伝えるのに手伝おうともしないし。それに」 そう、それに 「それに、ここがあなたのゆっくりポイントでしょ。私のひざの上、両手で抱きしめられるここが。」 ーーーーーいつまでもゆっくりしていってね・・・・・ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「そういえば紫、あんたこの間ルーミアの件で私を押さえつけたとき、両腕が塞がっていたのに、どうやって口を押さえたの?」 私はれいむを抱きしめながら聞いた。紫はこれまでで一番罰の悪そうな顔をして 「ああ、あれね、あれはそう、藍、藍よ。うちの式神の。それがどうかしたの」 「いや、口元を押さえられた瞬間力が入らなくなったから、変な術でもかけられたのかなって」 紫は大慌てで帰ろうとする。挙動不審である。もっとゆっくりしていけばいいのに 「最近藍が変な術にはまっているのよ。結構強力でしょ。あ、私これから昼寝しなければいけないからかえるわね。それじゃあね。 ごゆっくり~~」 逃げるように帰ってしまった。変なの 私はれいむと一緒にもう少しここでゆっくりすることにした。 ちなみに霊夢の口元を押さえたのは紛れもなく紫だった。かっこつけて両脚を手でつかんだはいいが、口を塞がないとれいむの後を霊夢 がつけていることがばれてしまう。そこで自らの体の柔軟性を最大限に生かして霊夢を押さえつけた。 自らの両足で、霊夢の口元を 本当にゆっくりできる話でした。後、ここで他の作品の感想をいうのは不適切かも知れませんがどうしても言いたかったので。まさかれみりゃのssで泣く日がくるなんて思いませんでした。本当感謝です。 -- 名無しさん (2008-08-16 22 21 42) さいこうにゆっくりできるハナシダー(つ∀`) 最後のシメがなんともww -- 名無しさん (2008-12-09 14 25 53) 時間を忘れるくらいゆっくりできました。ゆっくりれいむがどうなるのかドキドキしました。 -- 名無しさん (2009-06-01 10 06 07) けっこんしw -- マコピー (2009-07-23 15 10 13) イイハナシダナー -- 名無しさん (2010-01-22 12 12 34) 泣ける話ですね -- 曽良 (2010-07-19 19 38 56) ゆっくりできました。良い話ですな。 -- 名無しさん (2010-11-27 18 04 31) イイハナシダナー -- 名無しさん (2012-07-25 20 10 15) 俺にも霊夢さんのゆっくりポイントに顔をうず(ピチューン -- 名無しさん (2013-06-26 13 03 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/339.html
・28回目 ・小ネタです。 ・変なゆっくりが出ます。 ・れいむです。 ・虐めません。 ・ふたばスレの勢いに便乗して書いてみました。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス 数時間前に、 「念願の胴付れいむ買ってきたぜ!」 と狂喜乱舞している友人に、無理やり連れられて彼の家に来た。 初めは、そんな何千万もするゆっくりをこいつが手に入れる訳がないと思い、まがい物を買わされたのだろうと思っていた。 実際、まがい物であることは確かだ。 ただ、珍しさではきっと胴付きを上回っている。 「かんぬしさんのおともだちさん! ゆっくりしていってね!!!」 ぱっと見は、少し面長な至って普通のれいむ。 れいむは、心ここにあらずの俺の膝にちょこんと座る。 座る。 座るという行動には足が必要だろう。 たしかに胴付きとして友人に買われたのだ。 足もあるし手もあるだろう。 ただ、私にはこのれいむが胴付きだとは思えない。 だって。 胴がない。 生首のようなゆっくりに胴がないのは当たり前だが、正確に言うと。 このれいむには、胴に必要な胸も腰もないのだ。 生首饅頭の顔の延長で身体が長く、錘の形をした手足がちょこんと生えている。 さながら、田舎にあるような豚の形をした蚊取り線香の入れ物のようだ。 「まったりのひー♪ ゆっくりのひー♪ すっきりのひー♪」 俺の膝の上で、何故かご機嫌に歌うれいむ。 歌を聴く限りは、ゆっくりれいむが常日頃歌うおうたを小さくした程度の、調子っぱずれなもので、やっぱりこれはれいむなんだろう。 だが、俺が今まで見てきたゆっくり達の中で、人間の膝の上で、あまつさえ体操座りしながら歌うれいむなど見たことない。 「おともだちさん! ゆっくりできてないよ? おかおをにぱーってすればゆっくりできるよ! ほら、にぱー」 笑顔で、顔だけをこちらに向けるれいむ。 腰? らしき部分がねじれているけど大丈夫なのだろうか。 本人は、苦しそうではないから大丈夫なのだろうが・・・。 引きつっているのが自分でも分かる愛想笑いを返していると、友人がお菓子やビールを持って戻ってきた。 「おう、お前ら僕差し置いて何じゃれあってんだよー。ほら、れいむこっちおいでこっち」 「わぁ、あまあまだぁー!」 俺の膝から降り、とてとてと友人の方へ歩いていくれいむ。 友人から、グルグルキャンディーを手渡されて短い両手で器用に掴んで、ぺろぺろ舐めながらテレビを見始める。 ・・・やはり、何かがおかしい。 なんともいえない気持ちで、れいむを見ていると友人が、ニヤニヤしながら隣へ座ってきた。 「ああ、やっぱり胴付きって可愛いなぁ・・・。買ってよかったよかった。お前もそうおもうだろ?」 「なぁ・・・ものすごく言いにくいんだが、あのれいむは胴付きじゃないぞ・・・」 「え? 何言ってんのさー。ちゃんと手と足もあるだろ?」 手と足があれば胴付きなら、タコもイカも胴付きだ。 「胴付きっていうのはだな・・・。人間の少女に限りなく姿形が近いゆっくりのことで、それこそ保護される権利もあるし売買だって条約が厳しい。値段はいくらだった?」 「3万」 「そんな3万で買えるような代物じゃない」 「まじで!?」 「詐欺られたな」 「まじで!?」 「お前何処で買ったんだ?」 「駅前のペットショップ」 全国にチェーン展開する、ペットショップ『フラジール』のことだろう。 「大方、奇形ゆっくりの処分に困ってた店員にでも一杯食わされたんだろう」 ただ、元から生命力が少ない奇形ゆっくりだ。こんな風に普通に活動できるのはある意味すごいことだが。 「まじでかー・・・ちくしょう。おかしいと思ったんだあの、ぶっとい髪した店員!」 「だから、飼いゆっくり選びは慎重にとあれほど・・・」 「で、でもさ! 可愛いよな! 可愛いよな!?」 「・・・まあ、それで君が幸せならば」 「かんぬしさんどうしたの? ゆっくりしていってね!!!」 涙目の友人に、唾液でベトベトなグルグルキャンディーを差し出すれいむ。 見た目はともかく、人に優しくできる善良なゆっくりなのだろう。 「・・・3万でこれなら良い買い物かもな」 友人のリアルラックの高さに、感心しつつ二人のやりとりを見て、何故だか暖かい気持ちになった。 きっと、二人は良い関係を持って生活できるだろう。 オマケ ある日、朝食を取りながらテレビを見ていると、 「今、巷で話題の四股付きゆっくり! その人気に迫りたいと思います!」 朝から、牛乳を噴出すとは思いもよらなかった。 あわてて、噴出した牛乳を拭いながら、しばらく見ていると、あの友人のれいむに似た、豚蚊取り線香の形の様々なゆっくり達が紹介されている。 「えー、ここで社長さんにお話を伺いたいと思います」 一通り落ち着いたので、牛乳を飲もうとすると カメラがアップしたのは、他ならぬ友人だった。 またも牛乳を噴出してしまう。 「このような、きもげふんげふん・・・ゆるキャラなゆっくりを作ろうと思ったのは何故ですか?」 マイクを向けられると、高級そうなスーツを着た友人は。 「全ては、れいむとの出会いが始まりでした(中略)私が今、ここにいるのはれいむのおかげなんです」 「かんぬしさんはれいむのだいじなだいじなおっとだよ!」 エプロンをかけたれいむが、友人に擦り寄っている。 「はい、ということで、フラジール社長さんと社長夫人れいむちゃんでしたー。スタジオにお返しします」 開いた口が塞がらなかった。 横で、飼っているやまめが多分何も分かってない笑顔で、真似をして口を開けている。 後日、四股付きゆっくり達は第二次飼いゆっくりブームを巻き起こした。 普通のゆっくり達は、その四股ゆっくりの見た目やら存在感やらに恐怖したという。 アトガキ 儚いあきさんの四股付きれいむがぬるりと来たので書きました。 こう、SSの内容と関係ないですけど、相撲を取りそうだったので四股ふみれいむに。 あれは、飼ってみたいです。うん。可愛い。 ご読了ありがとうございました。 やまめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ト● ・くちばしにチェリー ・デスクトップガジェット ・ゆっくりつくーる ・夢想天生 ・スペクタクルスパイダーウーマン ・つるべおとし ・ゆっくりのおもちゃ ・いまじん ・スポイラー ・ラブドール ・益虫? 害虫? ・スィークリング ・てゐ! ・ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか? ・箱、無音、窓辺にて ・世はまこと遊技である ・かえるのこはかえる ・川辺の海賊 ・水橋姫 ・トス ・ちょっとの時間にゆっくり虐め ・げんそうきょーのみこ ・狼は良い獣 ・四股ふみれいむ どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね ・女はつらいよ
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4537.html
『れいむ宇宙へ』 7KB 制裁 小ネタ 失礼します ※ 余所でやったネタをゆっくりでもやってみたくなったので。 ※ 「anko4458 どうあがいても絶望」の登場人物が出てきます。 チートあきです 「むーしゃむーしゃ、うっめ! めっちゃうっめ!」 とある大きな公園の片隅。ベンチの上に置かれた鯛焼きの袋。一匹のれいむがそれを 破って、中身の鯛焼きを食べていた。バッジなどは無い野良ゆっくりである。 「おい、れいむ」 「ゆ?」 最後の一個を呑み込み、れいむは顔を上げた。 そこにいたのは、がっしりとした体躯の五十歳ほどの男だった。中分けにした黒い髪の 毛に、右目に付けた片眼鏡。細いカイゼル髭と顎髭を生やしている。服装は高級そうな 紺色のスーツである。右手にペットボトルのお茶を持っていた。 瞳に怒りを灯し、男はれいむを見下ろしている。 「それはワシのおやつだ。それに貴様は何をしている?」 「ゆゆっ、なにいってるの、おじさん! これはれいむのものだよ。ゆっくりしているれいむ をたたえるためにかってにはえてきたんだよ。ゆっくりりかいしてね?」 もみあげをぴこぴこ動かし、れいむが答える。 「ほう……」 男の額に怒りのマークが浮かぶ。 「もう一度言おう。それはワシが食べようとしていた鯛焼きだ。毎日の激務の間、ちょっと 息抜きとして甘いものを食べてゆっくりしようと思って買ってきたものだ。それを勝手に盗 んで食ってしまったことについて、貴様は何か言うべき事はあるか?」 右手を持ち上げわきわきと指を動かす。 仕事の合間に鯛焼きの屋台を見つけ、鯛焼きを買った。それをベンチに置き、お茶を買 いに行って戻ってきたら、どこかの野良ゆっくりに盗み食いされていた。同僚に知られた ら大笑いされるような凡ミスである。だが、その反省は後回しだ。 「ゆ?」 れいむは男を見上げて身体を傾け。 もみあげでぽんと手を打つような仕草を見せた、 「これおじさんのなんだね。ゆっくりりかいしたよ! とってもかわいいれいむにけんっじょ うっしてくれたんだね。なら、おじさんにはごほうびをあげるよ! かわいいかわいーれい むのうんうんうけとってね!」 「なるほど。ただの餡子脳か」 男は目を閉じ、静かに納得した。 れいむは鯛焼きの袋にあにゃるを向け、 「れいむのすーぱーうんうんたいむ――」 「おりゃぁ!」 ドギャァアァン! 超音速で振り抜かれた男の手がれいむに叩き込まれる。 「ゆぎゃあああああっ!」 身体を駆け抜ける衝撃波に、れいむは悲鳴を上げた。もはやうんうんどころではない。 落雷のような凄まじい衝撃に、意識が跳ねる。 ベンチが軋み、周囲の地面に小さな亀裂が走り、薄い土煙が吹き出す。 そして。 「ゆ? ゆ? なんともないよ」 れいむは無傷だった。 普通のゆっくりなら消滅するほどの衝撃を打ち込まれたのに、どこにも傷はない。目や 身体を動かし、自分の無事を確認してからきりっと眉を傾ける。 「ゆふん、やっぱりれいむはさいきょうだね!」 勝ち誇った顔のれいむを、男は掴み上げた。 「おそらをとんで――」 「その台詞を吐くのはまだ早い!」 左足を真上に振り上げてから、れいむを掴んだ右手を思い切り振りかぶる。全身の筋 肉と関節と体重を使った投球フォーム。掴んでいるのは野球ボールではなく、れいむの 頭だが。そのまま勢いよく左足を振下ろし、右腕を振り抜いた。 「宇宙の果てまで飛んでいけェェッ!」 「ゆぅぅぅぅ……!」 ドンッ! 空気の壁をぶち抜き、れいむが飛ぶ。 空に浮かぶ綿雲に穴を開け、さらに上空に広がった羽雲を貫く。衝撃波が羽雲に丸い 波紋のような振動を走らせる。ロケット打ち上げなどで見られる、珍しい現象だった。 ともあれ、れいむはお空を飛んだ。 「れいむは、おぞらをどんでるよおおおおお!」 雲を切り裂き、青い空へ。 れいむは一直線に空を突き抜ける。ゆっくりと回転しながら、ただひたすら高く。普通の ゆっくりなら一瞬で燃え尽きる速度だが、男が叩き込んだ衝撃波がれいむの強度を桁違 いなまでに強化していた。 「ゆわああ……!」 遙か遠くに見える灰色の街。森や林の緑。土の茶色。 空の青さが徐々に薄まり、黒い色へと変化していく。 ゆっくりでは絶対に行けない高さへと、れいむは来ていた。 「れいむはっ、おぞらをしはいしたよおおおっ! ごっ、ごのぜがいはああっ! ぜんぶれ いのものだよおおおお! ゆうううううんっ! いまっ、しんらばんしょうすべてがっ、れい むをしゅくふくしているよおおお!」 涙と涎と汗と、しーしーとうんうんと。 あらゆるものを溢れさせながら、れいむは感動していた。 雲と雪と氷の白と、海の青が映る地球。無限の漆黒を背景に輝く無数の星々と、天をふ たつに分ける天の川、遠くには灰色の月、そして白く大きく輝く太陽。 その光景は純粋に美しかった。 音のない宇宙。 全天をふたつに分けて伸びる天の川。輝く太陽から左右に伸びる白い光の線。太陽光 が惑星間塵に反射したものである。空気や埃など遮るものの一切無い宇宙空間では、 全てが輝いていた。 「とってもひまだよ……」 口をとがらせ、れいむが愚痴る。 想像も付かないような光景でも、眺めていればいずれ飽きる。感動が落ち着いた後に 残っていたのは、呆れるほどの空っぽの時間だった。ようするに退屈である。宇宙空間 は案外何もない。 男に叩き込まれた衝撃波の力で、大量の宇宙線と真空に晒されながらも、れいむは 普通に生きていた。 「ゆ?」 ふと、れいむは太陽に目を向ける。 白い大きな丸。 「たいようさん、おおきくなってる?」 太陽が数倍の大きさになっていた。普段から知っている太陽。その大きさが変わる事 はないとれいむは考えていた。だが、その考えを否定するように、視界に映る太陽は記 憶の数倍の大きさになっている。 地上では気にすることはないが、太陽系にあるものは例外なく太陽に落ちている。惑星 から隕石、彗星、塵や気体分子まで。 無論、れいむもそのひとつである。 「ゆんやあああああ!」 もみあげを振り回しながら、れいむは悲鳴を上げていた。 太陽は既に視界の半分を埋め尽くすほどになっている。 文字通り天文学的な質量を持つ太陽。その大半を占める水素の核融合反応によって、 凄まじいまでの熱量を生み出している。表面温度は約六千度、中心部は千五百万度にも 達すると言われていた。 どちらにしろゆっくりが落ちたら一瞬で消える。 「あづいのはゆっぐりできないいいいい! あっぢいげえええええ! れいぶにいぢわる ずるくぞだいようは、ぎえろおおおおお! じねじねぇぇ、ゆっぐりじねえええ!」 ひたすら太陽に向かって罵声を上げていた。 「ゆ、ゆ……たすかったよ」 太陽は地上から見上げる程度に小さくなっている。 ふっと息をつくれいむ。真空の宇宙空間で息が付けるのかは不明だが、少なくともれい むは息をついた気分でいた。 漆黒の宇宙。無数に輝く星々。 遠くで白く輝く太陽。 「ゆーん、どうやっておうちかえろう?」 今更ながらそんな事を考えるれいむ。 太陽の重力圏に放り出された物体の結末は、主にみっつである。ひとつめは太陽の重 力に引かれて太陽に落ちる結末。ふたつめは太陽の周囲を公転する結末、他の惑星の 重力に捕まる結末も一応ここに含む。みっつめは太陽重力を振り切って、太陽系の外へ と飛んでいく結末。 それらは主に物体の速度に左右される。 そして、れいむはかなり速かった。 「ゆっ、ゆっ……」 泳ぐようにもみあげを動かし、もこもことあんよを動かす。 何もない虚空を、れいむは必死に進もうとしていた。 あれから一体どれくらいの月日が経ったのかわからない。数日か、数ヶ月か、数年か、 はたまた数百年か。時間の感覚はとうの昔に壊れていた。 「かえる……、おうちかえる……」 全身を動かし、れいむは必死に進む。進んでいるつもりだった。 遙か遠くに見える光の点。かつては巨大な火の玉だった太陽も、今では背景の星とほ ぼ変わらぬ大きさになっていた。目指している光が本当に太陽なのかも分からない。そ もそも太陽の方向に向かって、それからどうすればいいのかも分からない。 「ゆっ……」 涙はとっくに枯れ果てた。 何もない宇宙空間。どういう仕組みかそこで普通に生きているれいむ。空腹も感じず、 窒息することもなく、身体が動かなくなることもない。そしておそらく絶対に死なない。死 ねないという確信が、れいむにはあった。 「れいむは、おうちかえるんだよ……!」 微かに残る公園の記憶。 最後に食べたあまあまの記憶。 それにすがるように、れいむはひたすら身体を動かしていた。 過去SS anko4485 ぱるすぃのじぇらすぃ anko4467 事情聴取 anko4458 どうあがいても絶望 anko4439 ぼうぎょ 255 anko4420 心無い天使 anko4406 罪と罰 以下省略 挿絵:
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2366.html
ドジっ子れいむ 1KB 愛で ペットショップ ドジな胴付きれいむ 「ゆあっ!」 うちの「売れ残り胴付きれいむ」が小さな悲鳴を上げた。 「お前いつまでたっても不器用だな……指切ったのか?」 「ゆ、ゆぅぅ」 おっとりしているのは良いのだが、天然ボケでドジが過ぎるのが欠点なのだ。 ドジって高価な装飾品を壊してしまったり、料理にチャレンジしてボヤを出したり。 売れては返品、また売れて返品…… その繰り返しでこのれいむはうちのゆっくりショップに残ってしまった。 ゆっくりショップはあれこれと裏方仕事が多い。 餌やりにショーケースの掃除、販売中のゆっくり達のご機嫌取り。 売れ残りといえど、金バッジを持つこいつには造作もないことだ。 「リンゴさん……おちびちゃんたちにあげようとおもったんだよ」 2) 「リンゴさん……おちびちゃんたちにあげようとおもったんだよ」 ご近所さんから大量に頂いたリンゴを、少しでも減らそうと思ったらしい。 指先の傷から漏れ出る餡子を舐めつつ、しょげているれいむ。 「今度は気を付けろよ?」 「ゆ、ゆっくり理解したよ……」 傷を防水性小麦粉ペーストで塞いでやる。 「ゆわーん!はやくちないとれいみゅうんうんでちゃうよぉぉ!」 「じじぃもばばぁもしゃっしゃちょりんごしゃんをけんっじょうするのじぇ!」 「りんごしゃんも切れにゃいにゃんて、いにゃかもにょにょどうちゅきにぇ」 「ぶきっようっていうんだにぇー。わかりゅよー」 「むきゅっ!むだにどうがちゅいちぇるだけにゃのにぇ」 ゲスのケースから罵倒する声が漏れ聞こえてきた。 「う、ごめんねおちびちゃん……れいむがんばるよ」 人間の代わりをするには能力不足で、ゆっくりとしては高機能すぎる。 中途半端れいむは、包丁を握りしめ、りんごとの格闘を再開した。 はじめましてかき氷あきです。 初SSがいきなり胴付きですが、胴無しも好き。 自作絵の付属スク(スクのセルフ挿絵?)なので、絵の方は餡庫の方に保管しました。 以後よしなに。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3039.html
『赤れいむ誕生』 3KB いじめ 小ネタ 妊娠 赤ゆ 同ネタ多数 『赤れいむ誕生』 D.O 公園の片隅、公衆トイレ脇の茂みの裏で、野良のれいむとまりさを見つけた。 おそらくは、いや、確実につがいであろう。 というのも、れいむのお腹は大きく膨らんでおり、 胎生妊娠真っ最中だからである。 ていうか、『うばれるぅ~!うばれるぅ~!』などと れいむは歯ぐきむき出しで叫んでいるし、 まりさの方は、腹から飛び出してくるであろう赤ゆっくりを受け止めるべく、 お帽子を構えて待ちかまえている。 まさに生命の神秘、出産の瞬間に立ち会えたわけだ。 ……焦りながらも幸せそうなこの野良共の顔を見てると、無性にイライラしてきた。 めりっ!めりめりっ! れいむのまむまむが悲鳴を上げる中、れいむでもまりさでも、 もちろん私でもない、小鳥のさえずりを生意気にしたような声が聞こえてきた。 「ゆゆっ!きゃわいいれいみゅが、ゆっくちうまれりゅよ!!」 すげえな、ゆっくり。 生まれる前から喋れるとか。 内容は最悪なんだけどな。 ……ふーむ。イタズラしたくなってきた。 そんなわけで私は早速、帽子を構えるまりさをサッカーボールの要領で蹴り飛ばし、 赤れいむの目の前に顔を近づけて、話しかけてみた。 母れいむの方は出産の苦しみのまっただ中で、目の前の異常に気づいてはいないようだ。 『おう、おちびちゃん。ゆっくりしてるか?』 「ゆ?れいみゅはゆっくちしちぇるよ!ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」 めりめりめりっ! 『これから生まれるのか?』 「しょうだよ!さいっこうにゆっくちしたれいみゅが、 しぇかいにしゅくふくされちぇ、えいえんのゆっくちをやくそくされちぇ、うまれりゅんだよ!」 。 『ほう。でもお前、ホントに生まれていいの?』 「ゆゆっ?なにいっちぇるの?ばかにゃの?ちぬの?」 『いや、だってお前、お母さんのお腹の中は、ゆっくりできなかったの?』 「ゆゆっ!?」 赤れいむ、しばらく考える。 母れいむは中途半端にまむまむにつっかえている赤れいむによって いつ終わるともしれない出産の苦痛を味わい続けているが、ハッキリ言ってどうでもいいや。 「ゆぅ…みゃみゃのなか、ゆっくちできちゃよ?」 『お腹の中はいいよな~。でも、お外はすっごくゆっくりできないんだぞ』 「ゆぴっ!?」 驚く赤れいむ。 俺は嘘は言ってないぞ。 『お外は危ないぞ~。暑いし。寒いし。ご飯も毎日食べられるかわからん。れみりゃも加工所もいる』 「ゆ…ゆ…!?」 『お前のお父さん見てみろよ。向こうで壁にぶち当たって、潰れて死んでるだろ』 「ゆ…ゆぴぇぇぇえええ!?ぴゃぴゃぁぁあああ!どうしちぇぇぇええ」 すまん。それは俺がやった。 『な。悪い事は言わんから、帰れ帰れ。お母さんのお腹の中の方がいいだろ?』 「ゆんやぁぁああん!ゆっくちりかいしちゃよぉぉお!!」 赤れいむはその言葉を最後に、お腹の中へと帰っていったのであった。 はい。じゃあな、おちびちゃん。 二度と外の世界で会う事はないと思うが、ゆっくりしていけよ。 「ゆ?ゆゆ?おちびちゃんは?まりさ?まりさぁぁあああ!?」 母れいむの方は、状況が良くわからないようだ。 陣痛は治まったのにおちびちゃんはいない。 お腹は相変わらずポッコリしてるし、まりさの姿も無い。 ちなみに、こいつらのおうちと思われるダンボール箱は、 中に集められていた生ゴミ(食料?)ごとゴミ箱に処分しておいた。 永遠の妊娠を続ける母れいむが狩りをすることはできないだろう。 そもそも数週間にわたって母体を動かせないリスクと引き換えで、 植物型出産より遥かに強い、キウイフルーツ大にまで育った赤ゆっくりを産めるのが 胎生型出産の最大の利点なのである。 いやあ、これからどうなるのか知らないが、 嫌なもん見せられた分の仕返しくらいはできて、ホントに良かった良かった。
https://w.atwiki.jp/trivia-mike/pages/1988.html
ニコニコ。 八雲紫と博麗霊夢が漫才風に旅るん。 初回なら2013/06/22 16 43投稿な、ゆかれいむで秘境駅めぐり~東日本編~ 2014年02月02日 19 40投稿 ゆかれいむで秘境駅めぐり~信越新幹線編~から常設字幕が付く。 長野新幹線だって?いいだろ信越新幹線で!あと北陸新幹線と吐かすやつ!北陸新幹線は長野県通りません!基本方針にょり、どうあろうが否定は許さない! 月に2-4回投下さ。
https://w.atwiki.jp/rentaltoho/pages/35.html
レイム 基本データ 名称 Eれいむ 親 レイナ タイプ1 ノーマル タイプ2 ひこう 特性 はくれいのみこ 性格 ずぶとい 技 技1 サイコキネシス 技2 しんぴのまもり 技3 あくび 技4 ひかりのかべ 能力値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 197 105 155 104 110 102